川崎重工の最新型ヘリコプター「H145//BK117 D-3」、初の報道用を中日新聞社に納入

川崎重工の最新型ヘリコプター H145//BK117 D-3
川崎重工の最新型ヘリコプター H145//BK117 D-3全 1 枚

川崎重工は11月1日、中日新聞社に最新型ヘリコプター『H145//BK117 D-3』(D-3)を納入したと発表した。

D-3としては国内5機目の納入、報道用途への使用は今回が初となる。同機は中日新聞社と東海テレビ放送の報道用ヘリコプターとして共同運航される予定だ。

BK117ヘリコプターは、欧州のエアバス・ヘリコプターズ社と川崎重工が国際共同開発した中型双発機。救急医療、消防・防災、警察、報道、人員輸送、物資輸送などで活躍している。1983年の初号機納入以来、機体の改良を重ね優れた技術力と高い信頼性により同社納入分で188機、エアバス社納入分を合わせると全世界で1700機以上の納入を誇るベストセラー機だ。

最新型D-3は現行機である『BK117 D-2』(D-2)の改良型。フルフラットフロアを備えた余裕のあるキャビンスペース、多用途性に優れた後部の観音開きカーゴドア、高高度におけるホバリング(空中停止)性能の向上、低騒音化、最新アビオニクス(電子機器)搭載によるパイロットの負荷低減など、D-2の特長を継承しつつ、最新式メインローターシステム(5枚ブレード・メインローター)などにより、性能を高めた。最大全備重量を約100kg増加したほか、機体重量を約50kg軽減したことにより、D-2に比べ有効搭載重量が約150kg増加。点検項目の削減および整備が容易な構造の最新式メインローター・システムの採用により整備期間を約50%短縮した。

《纐纈敏也@DAYS》

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