長い納期ランキング…エクストレイルが受注停止、ヴェゼルが危ない

日産エクストレイル
日産エクストレイル全 14 枚

自動車ニュースサイト『レスポンス』が、新車の納期がどれぐらいかかっているのか読者アンケートで調べた。今回の集計期間で報告数が多かったのはホンダ『ヴェゼル』と日産『エクストレイル』だ。どちらも納期が1年を超えるようになってきており、エクストレイルは受注を中止した。

ホンダ・ヴェゼルは2021年末に契約した車両が納車され始めたタイミングだ。2022年に入ってからの契約は納期13か月で推移しており、ハイブリッドでは14~16か月の例もあり、ガソリンより若干時間がかかるようだ。ホンダのウェブサイトでは「半年以上」と案内されているが、状況は悪化している。

日産エクストレイルは6月までに契約した車両は納期3~4か月で納車されたが、それ以後は納期が8か月ほどかかるようになり、軒並み納車待ちのステータスとなる。契約が9月になると納期はさらにのび納期11か月、10月の契約では13か月が予想されている。12月からエクストレイルは受注を中止している。

日産ではEVの『アリア』も納期がかかっている。6月ごろまでの契約は納期10か月で推移していが、9月になると納期15~16か月、10月の契約だと納期17~19か月が予想されている。日産では「B6 2WD」の受注を停止しており、その他の仕様も当初の見込みより遅れる可能性があるという。

日産の軽EV『サクラ』も受注を停止している。5月に契約した車両は納車されたようだが、6月の契約で納期4か月だったものがまだ納車されていないようだ。7月の契約で納期が7~8月と予想されていた。いっぽうで8月に契約し、当初の納期が7か月と言われていたのが3か月で納車されたという幸運な例もある(千葉県)。

これらのほか、新車販売ランキング上位で、読者からの報告が複数あった車種で納期の長いものは以下の通り。
納期18か月(11月契約)…トヨタ・ノア ハイブリッド G 2WD(埼玉県)
納期13か月(11月契約)…ホンダ・シビック e:HEV(茨城県)
納期1年以上(10月契約)…トヨタ・ライズ Z HEV(群馬県)

納車事情は店舗や車種によって様々なので、実際の購入にあって納期は販売店に尋ねてほしい。この記事の納期が全ての店舗・車種に当てはまるわけではない。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  4. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  5. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る