素材でチョイス! フロアマットで車内の汚れを予防する ~Weeklyメンテナンス~

今回はインテリアのクリーニングを効率化するためのフロアマットのチョイスと活用方法について紹介していくこととした。ウインタードライブをもっと快適にするにも機能的なフロアマットは注目だ。

◆汚すつもりは無くても勝手に汚れてしまうフロアマットの存在

ウインタースポーツに出かけると靴底に付いた雪や氷に混じった泥汚れを車内に持ち込むことになる。これが車内の気温上昇に合わせて溶け出して、車内がいつの間にか汚れてしまうことも多い。スキー場などに行った場合はこれが顕著で、クルマに乗る込む際に念入りに靴底の汚れを落としたつもりでも、いつの間にか車内が汚れてしまっていることも少なくないのだ。

そこで、この汚れを車内に拡げてしまわないためにフロアマットを導入してみると良いだろう。もちろん、新車時にメーカー製の専用マットを装着しているユーザーもいるだろうが、より高機能な市販品に注目してセレクトしてみるのも良いだろう。

市販のフロアマットにはいくつかのタイプがある。今回のテーマである靴底の汚れを車内に持ち込まないことを念頭に置いた場合、もっとも機能的なのはトレータイプのフロアマットだ。その名の通りマットの周囲が立ち上がって凹形状のトレー状になっているのが特徴。そのため、クツ裏の汚れがトレー状のフロアマットの中に止まり車内のあちこちに散らばってしまうことが無いのが特徴。清掃時はフロアマットごと取りだして車外で裏返して汚れを処理すれば良いだけ。常に車内を美しくキープするにはかなり効果的。アウトドアレジャーなどに出かけることが多いユーザーも、このトレー形状フロアマットは重宝するので要注目だ。きれい好きのオーナーなら今すぐ導入しておいてムダの無いインテリア装備だ。

しかし、トレータイプのフロアマットはラバー系の素材でデザイン的には質実剛健なものが多い、これが愛車のインテリアには似合わないと感じるユーザーもいるだろう。そんな場合には従来のカーペット素材のフロアマットを導入すると良いだろう。中でも少し毛足が長めのカーペットを使ったマットであれば汚れをある程度ため込んでくれる機能も備わっている。そのため車内に汚れを拡散しにくい効果も期待できるのだ。

車種専用設計のモデルであれば愛車のフロア形状にピッタリフィットするので純正品と変わらないスマートさが手に入るだろう。さらにカーペットタイプのフロアマットは色柄も豊富で、車内のドレスアップ要素として利用できるのも魅力。カラーなどを自分仕様にできるオーダーメイドも用意されているので、フロアの色柄でインテリアのドレスアップ効果を狙うならセレクトするのも良いだろう。

◆安全運転も考えたフロアマットの必須項目とは

そんなフロアマットの注意ポイントがひとつ。それはマットの固定だ。特に運転席はペダル操作をしている足がフロアマットの上を動くためマットがズレやすいのだ。ペダル部分にマットが被ってしまうと危険なので要注意だ。

メーカー純正品には専用のフックが取り付けられているためガッチリ固定されて安心だが、市販品にも裏面にスパイク状の突起が出ていたり、滑り止めの加工が施されている場合もあるのでチェックしてみると良いだろう。さらに固定用の専用パーツもいくつか販売されているので好みに合わせて選んでみると良いだろう。シートレール部分にパーツを固定してマットのズレを防止するパーツなども効果的だろう。後付けできるフロアマットのクリップなどもアフターパーツとして用意されているので、ケースバイケースで導入しても良いだろう。

車内清掃の手間を省くことができるフロアマット。ドライブ後の車内清掃を最小限で済ませたいならば高機能なフロアマットを導入すると良いだろう。汚れのみならず臭いの原因にもなる靴底に付いた汚れを車内に持ち込み&拡散してしまわないように、好みのスタイルのフロアマットを用意して車内を常にクリーンに保とう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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