ホンダ・レーシング社長「SUPER GT、NSXでの最終年はチャンピオン獲得」…東京オートサロン2023で決意

ホンダ・レーシングの渡辺康治社長と『シビック タイプR-GTコンセプト』
ホンダ・レーシングの渡辺康治社長と『シビック タイプR-GTコンセプト』全 11 枚

ホンダは1月13日、「東京オートサロン2023」で2024年のSUPER GTシリーズGT500クラスへの参戦に向けて、ホンダ・レーシング(HRC)が開発中の『シビックタイプR-GTコンセプト』を初披露した。

「今日はホンダブランドの高揚につながるべく、鋭意開発を続けているレース車両のコンセプトモデルを披露する」とホンダ・レーシングの渡辺康治社長は前置きし、「レーシングカーごとき速さと圧倒的なドライビングプレジャーを追求するホンダのピュアスポーツモデルである『タイプR』を冠したマシンをついにSUPER GTシリーズGT500クラスに投入することにした」と興奮気味に述べた。

同車は『NSX GT』の後継になるが、NSXは2016年からGT500クラスに参戦し、トヨタガズーレーシングや日産ニスモとともに数々の名勝負を繰り広げてきた。2018年と2020年にはシリーズチャンピオンも獲得している。

「今年はNSXで戦う最終年となる。有終の美を飾るためにも今年はチャンピオン獲得を必達目標に掲げてホンダ陣営が一丸となって邁進していく」と渡辺社長を固い決意を誓った。

一方、今年のホンダブースは「走りの楽しさ」を存分に感じてもらうために、新しい走りのスポーツe:HEV車両と究極のモータースポーツ車両を展示した。

「一昨年、社長の三部(敏宏)が話した2050年カーボンニュートラル実現に向けては四輪車の電動化が必要不可欠。その最新の技術となるのがホンダならではのハイブリッド、スポーツe:HEVだ。このスポーツe:HEVは新開発の2リットル直噴エンジンと進化したハイブリッドユニットを組み合わせ、低燃費はもちろんのこと、爽快かつ快適な走りを実現した」と商品ブランド部の篠原邦治部長はプレスカンファレンスの冒頭で説明。

すでに昨年発売した『シビック』に搭載し、そのシビックは「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。そして、この技術を4月に販売予定の新型SUV『ZR-V』にも搭載していくそうだ。

「今回のブースではこの2台、スポーツe:HEVが持つ走りのこだわりをさらに際立たせるアクセサリーを装着したコンセプトモデルを展示した」と篠原部長。

現在のホンダは、二輪に比べて四輪の収益力が低く、元気がないが、今年こそは新型車で盛り返したいものだ。

《山田清志》

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