レアメタルフリー、低価格で高容量なリチウムイオン電池正極材の開発に成功…東北大学

蛍石型リチウム鉄酸化物Li5FeO4(左)と今回開発した準安定相(右)の結晶構造
蛍石型リチウム鉄酸化物Li5FeO4(左)と今回開発した準安定相(右)の結晶構造全 1 枚

東北大学は、安価な鉄系材料を増やしてレアメタルフリー高容量なリチウムイオン電池正極材料を開発したと発表した。リチウムイオン電池の低コスト化と高エネルギー密度化に貢献する。

電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)に搭載されるリチウムイオン電池の正極には、コバルトやニッケルなどのレアメタルが使用されているが、レアメタルの産出国や精錬所は少数の国に偏在しており、サプライチェーンリスクが高い。資源リスク回避可能な正極材料として、安価な鉄を用いたリン酸鉄リチウム(LiFePO4)が実用化されているものの、エネルギー密度が低いのが課題となっている。


《レスポンス編集部》

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  3. ホンダのSUV『パスポート』、オフロード性能を極めるコンセプトカー提案…SEMA 2025
  4. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
  5. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る