BMW『3.0 CSL』新型、「M」最強560馬力ツインターボ搭載…今春から50台限定生産へ

1972年発表のオリジナルモデルを最新技術で再現

格子状のダイヤモンドパターンを備えたキドニーグリル

「バットモービル」風の専用リアウィング

専用開発の3.0リットル直6ツインターボエンジン

BMW 3.0 CSL
BMW 3.0 CSL全 10 枚

BMWは2月17日、2ドア2シーターの高性能クーペ『3.0 CSL』新型の生産を今春から、ドイツ・ディンゴルフィング工場で開始すると発表した。BMW Mの設立50周年を記念し、世界限定50台を手作業で組み立てる計画だ。

写真:BMW 3.0 CSL 新型

◆1972年発表のオリジナルモデルを最新技術で再現

BMW M社の前身となるBMWモータースポーツ社は、1972年5月24日に設立された。設立された年の1972年に発表されたのが、オリジナルのBMW 3.0 CSLだ。翌1973年には、このBMW 3.0 CSLニュルブルクリンク24時間耐久レースで勝利を収めた。

新型BMW 3.0 CSLは、BMW Mの創業50周年を記念し、50年前の3.0 CSLを最新のテクノロジーで再現した限定モデルだ。クラシックなクーペのプロポーションと、フロントエンジンに後輪駆動、マニュアルトランスミッションを組み合わせた伝統的な車両コンセプトを備えており、歴史的なオリジナルの3.0 CSLのルーツをたどっているという。

また、特徴的なエアロパーツ、力強い形状のホイールアーチ、独特のリアスポイラー、その他のディテールは、1970年代の伝説的なクーペのデザインに基づいているという。

◆格子状のダイヤモンドパターンを備えたキドニーグリル

BMW 3.0 CSLBMW 3.0 CSL

フロントには、格子状のダイヤモンドパターンを備えたキドニーグリルを配置した。直立したデザインは、オリジナルの3.0CSLのフロントデザインがモチーフだ。サイドウィンドウ周りと同様に、キドニーグリルのフレームは、サテンアルミ仕上げとなる。フロントバンパーの大型インテークは、ダイナミックな走行状況でも、パワートレインやブレーキを確実に冷却する。ボンネットには、彫刻的な形状のエアフィンが配された。

フラットな輪郭のヘッドライトには、「BMWレーザー ライト」を装備した。ドアロックを解除すると、ウェルカムモードで乗員を迎える。ロービームとハイビームはイエローで光り、GTレーシングカーを彷彿とさせるデザインを狙った。このディテールは、BMW Mのモータースポーツ車両として、現在最も成功している『M4 GT3』 とのつながりを表現したものだ。

サイドのデザインは、長いボンネットとホイールベースにより、スポーティかつクラシカル、エレガントな外観を追求した。3ボックスデザインの典型的なクーペプロポーションも、これに貢献している。とくに、ワイドで斜めにオフセットされたサイドパネルとワイドなサイドウォールは、ルーフラインに沿って伸びたエアディフレクターとともに、クーペのダイナミックな外観を際立たせる、と自負する。

◆「バットモービル」風の専用リアウィング

BMW 3.0 CSLBMW 3.0 CSL

ワイド化されたフェンダーには、センターロックホイールを収めた。Yスポークデザインの鍛造アルミホイールはフロントが20インチ、リアが21インチ。1970年代スタイルのゴールド塗装で仕上げられる。鍛造アルミホイールには、専用開発されたミシュラン製タイヤが装着される。タイヤのサイドウォールには、50の文字がエンボス加工された。

専用のリアウィングは、3.0 CSLの「バットモービル」風ルックスを、現代的なデザインに変換するものだ。エアディフレクターがダウンフォースを高め、リアアクスルのトラクションを最適化する。リアバンパーには、カーボン製ディフューザーが組み込まれ、アンダーボディの空気の流れを最適化する。

リアバンパーの中央には、軽量なチタン製サイレンサーの4本出しエキゾーストパイプが装備された。テールライトには、レンズの中で浮いているように見える「フィリグリー・レーザーライト・スレッド」を採用している。

◆専用開発の3.0リットル直6ツインターボエンジン

3.0 CSL専用に開発された「Mツインパワーターボテクノロジー」を採用した3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力560hp、最大トルク56.1kgmを発生する。強烈なドライビングプレジャーを追求するために、6速MTと後輪駆動を組み合わせた。このエンジンは、7200rpmまで許容する。

リアアクスルには、アクティブMディファレンシャルが組み込まれた。アクティブMディファレンシャルは DSC(ダイナミック・スタビリティ ・コントロール)と連携しており、走行状況に合わせて正確に調整される。 たとえば、左右の後輪で摩擦が異なる路面では、トラクションが最適化される。コーナーからダイナミックに加速する時には、後輪のグリップ状態をドライバーに知らせ、アクセルペダルのコントロールを適切に行えるよう支援する。

センターコンソール配置された専用のシフトノブには、白い表面に刻印されたギアシフトグラフィック、「50」 の数字が添えられ、1970年代の BMW Mの始まりを連想させる。最新技術として、「シフト・アシスタント」を採用した。シフト・アシスタントは、コーナーでブレーキをかけてシフトダウンした時、スリップのないクラッチ接続を可能にする。このシフト・アシスタントは、オン/オフが切り替えられる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
  2. メインユニットとなる「モニターレス機」は誰向き?[カー用音響機材・チョイスの極意…メインユニット編]
  3. フォルクスワーゲン12車種、パワーステアリングのアシストが無効化のおそれ…5月掲載のリコール記事まとめ
  4. 高級ミニバンとしての威厳を取り戻すデザインとは?…5月の新型車記事まとめ
  5. ヤマハとホンダの『ゆるキャン△』っぽいやり取りにSNSほっこり…5月のモーターサイクル記事まとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 「電気バス」でつながる聖地・高野山、導入の裏にあった合理的な理由
  3. ステランティスと中国リープモーター、戦略的提携を拡大…スペイン工場でEV生産へ
  4. NISMO、豪州に初の海外パフォーマンスセンター設立へ…『スカイラインGT-R』のレストア事業も強化
  5. 「ヤンチャEV」「欲しいぃぃ」ホンダの小型EV『スーパーワン』発売にSNS興奮!約340万円の価格に「安すぎる」の声も
ランキングをもっと見る