水と電気があれば水素充填ができる、分割モジュール式水素圧縮パッケージ…FC EXPO 2023

水素ディスペンサーの例
水素ディスペンサーの例全 4 枚

岩谷産業とサミーリミテッドはFC EXPO 2023にて分割モジュール式水素圧縮パッケージを展示していた。

このシステムは水電解装置、圧縮機、蓄圧器、ディスペンサーをモジュール化し組み合わせることで水素ステーションの基本部分を構成することができる。他に必要なのはAC200Vの電源と水素の原料となる水と冷却水、エアコンプレッサー、必要に応じて貯蔵タンクなどだ。現状では、充填圧力が35MPa、水素供給能力が100Nm3/日未満と比較的小規模なため『MIRAI』などのFCEVではなくフォークリフトなどが対象となる。

第2種製造設備として設置が可能で、移動式への対応も検討しているという。モジュール一式のサイズは横8m、奥行き2m、高さ2.7mとなっている。倉庫や事業者などで水素フォークリフトを運用しているところ、もしくはこれから運用を検討しているところで、水素供給をどうするか考えているならソリューションのひとつになる。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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