アバルトのEV『500e』ラインナップ、頂点に「ツーリズモ」を設定…欧州仕様

専用の18インチアルミホイールやアルカンターラ内装

モーターは最大出力155hpに強化

アバルトのガソリンエンジン音を再現するサウンドジェネレーター

アバルト 500e の「ツーリズモ」
アバルト 500e の「ツーリズモ」全 10 枚

アバルトは5月4日、ブランド初のEVとなるコンパクトハッチバック、アバルト500e』(Abarth 500e)に、欧州で「ツーリズモ」を設定すると発表した。

◆専用の18インチアルミホイールやアルカンターラ内装

ツーリズモは、アバルト500eのラインナップの頂点に立つグレードだ。内燃エンジン搭載のアバルト車と同じく、パフォーマンスとスタイルを重視し、オリジナルのアバルトサウンドも追求している。

エクステリアには、専用の18インチアルミホイールが装着された。このアルミホイールには、ダイヤモンドカットチタニウムグレー仕上げが施される。インテリアでは、スポーティさとスタイリッシュさを表現するために、アルカンターラを採用した。アルカンターラ&レザーのステアリングホイールや、アルカンターラのエンボス加工を施したダッシュボードによって、スポーティさとプレミアム感を演出している。

ヘッドレスト一体のスポーツシートには、アルカンターラにレーザー加工されたアシッドグリーンのスコーピオンをあしらう。スポーティなダブルステッチが、シートからドアパネルにかけて配された。さらに、フロントシートヒーター、ワイヤレス充電パッド、リアビューカメラ、ブラインドスポットウォーニングなども装備されている。

アバルト 500e の「ツーリズモ」アバルト 500e の「ツーリズモ」

◆モーターは最大出力155hpに強化

アバルト500eには、フィアット『500』のEVバージョン、フィアット『500e』のモーターを強化して搭載する。最大出力は155hp、最大トルクは24kgmを発生する。0~100km/h加速は7秒と、クラス最高の加速性能を備えているという。バッテリーは蓄電容量が42kWh。出力85kWの急速充電システムが装備されており、バッテリーの8割の容量をおよそ35分で充電できる。

アバルト500eでは、「ツーリズモ」、「スコーピオン・ストリート」、「スコーピオン・トラック」の3種類の走行モードが切り替えられる。ツーリズモモードでは、モーターの最大出力を136hp、最大トルクを22.4kgmに抑え、効率的でありながらエキサイティングなドライビングを追求する。

スコーピオン・ストリートでは、回生ブレーキを最大限に活用しながら、高いパフォーマンスを追求する。ツーリズモとスコーピオン・ストリートでは、ワンペダルドライビングを可能にした。スコーピオン・トラックは、最高のパフォーマンスのためのモードになるという。

アバルト 500e の「ツーリズモ」アバルト 500e の「ツーリズモ」

◆アバルトのガソリンエンジン音を再現するサウンドジェネレーター

「アバルト・サウンド・ジェネレーター」は、アバルトの特長のエンジン音を、EVの500eでも再現するために開発された。「レコードモンツァ」のエキゾーストを備えたアバルトのガソリンエンジンの音を、忠実に再現しているという。

アバルト500eのサウンドジェネレーターには、ガソリンエンジンのサウンドを連想させる「AVAS(車両接近通報装置)」が付属する。このAVASもアバルトらしい音を追求した。さらに、アバルト500eのサウンドジェネレーターは、停車時にオン/オフを切り替えることができる。

アバルト500eでは、「Key On-Off」システムがキャビン内のサウンドを演出する。このサウンドは、ユーザーがアバルト車に乗っていると、すぐに分かる音だという。他のEVと一線を画す音を目指した。中でも、時速20kmを超えた時のサウンドにこだわった、としている。

《森脇稔》

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