EVと建物の蓄電池へ同時に充放電、パナソニックがシステム開発

EVと蓄電池に同時充放電するV2Xシステム(イメージ)
EVと蓄電池に同時充放電するV2Xシステム(イメージ)全 5 枚

パナソニックは、高電圧電力を使用する建物向けに、電気自動車(EV)の搭載バッテリーと定置用蓄電池に同時充放電が可能なV2Xシステムを開発した。太陽光発電の電気の自家消費を向上できる。

新商品「産業用蓄電システム単相連系タイプ(V2X対応)」は、業界初となるEVと蓄電池による同時充放電を実現するもの。最大9kWの太陽光発電による充電、最大6kWの交流出力が可能で、より多くの太陽光発電をビルや施設内などで有効活用できる。太陽光発電の売電量や系統からの購入電力量を減らし、電力自給率向上が図れる。

平常時、高度な協調制御により同一共用分電盤に最大で4つのシステムを接続でき、従来比約4倍の最大出力24kWまで対応する。負荷に合わせたシステムの構築が可能で、顧客のニーズ対応して幅広いシステムを提供する。

また、単相負荷に対する追従制御によって外部制御装置なしでも太陽光発電の全量を自家消費できる。逆潮流発生/RPR動作によるシステム停止リスクを低減することで太陽光発電の継続利用を実現し、自家消費に貢献する。


《レスポンス編集部》

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る