『ID.Buzz』のデジタルコックピット採用へ、VWの主力商用車に改良新型…スケッチ公開

フォルクスワーゲン・クラフター 改良新型のスケッチ
フォルクスワーゲン・クラフター 改良新型のスケッチ全 5 枚

フォルクスワーゲンは11月2日、大型商用バン『クラフター』(Volkswagen Crafter)の改良新型のティザースケッチを公開した。デジタルコックピットなど、インテリアに電動ミニバン『ID.Buzz』のモチーフを取り入れるという。

写真:VW クラフター 改良新型のスケッチ

クラフターは、フォルクスワーゲンの主力商用車のひとつだ。現行クラフターは2世代目モデル。2022年は、年間35万4000台以上を販売している。フォルクスワーゲンはこのクラフターの改良新型の開発を進めている。大きく変わるのはインテリアで、電動ミニバンのID.Buzzのモチーフを取り入れる。

具体的には、最新の「モジュラー・インフォテイメント・マトリックス(MIB)」をベースにした10.3インチ(オプションで12.9インチ)のインフォテイメントディスプレイを採用する。ダッシュボードから浮かんで見えるデザインが特長だ。

新開発のグラフィックインターフェースを導入する。ディスプレイは、常時表示される2つのタッチバーとホームスクリーンに分割される。ディスプレイ上部のバーの左側には、新しいダイレクトアクセススイッチがあり、ドライバーはワンクリックですべてのアプリが表示されるメインメニューを開くことができる。その隣には、重要な車両機能にアクセスできる新しいカーコントロールセンターのスイッチを配置する。アプリを閉じることなく、メインメニューとカーコントロールセンターにいつでもアクセスできるという。

改良新型には、デジタルコックピットが標準装備される。新型マルチファンクションステアリングホイールのビューボタンを操作することで、ドライバーはさまざまなビューを選択し、ディスプレイを個別に調整することができる。速度や航続といった表示に加えて、ナビゲーションや電話、メディアライブラリーなど、多くのメニューや情報表示が各ビューで利用できる。これらは新しいマルチファンクションステアリングホイールのスイッチで操作する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  2. セナのF1マシンにインスパイア、12台限りのロータス『エミーラ』が公開…IAAモビリティ2025
  3. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  4. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  5. 「小さなハヤブサ」と「小さなYZF-R1」が宿っている…同じ250ccスポーツでも全く違う!? スズキ『GSX250R』とヤマハ『YZF-R25』を乗り比べてみた
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る