1月の新車販売ランキング、在庫一掃のダイハツ『タント』23位に後退[新聞ウォッチ]

ダイハツ・タント
ダイハツ・タント全 2 枚

認証試験の不正拡大の影響で、工場からの出荷が停止し、販売店の在庫一掃で積み上がった台数で比較するには無理があるが、1月のダイハツ工業の軽自動車『タント』の販売台数が、前年同月比66%減の4849台。1カ月ほど前の2023年12月は総合ランキングで3位という売れ筋の車種だったが、23位と順位を大幅に下げてしまったという。

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した1月の車名別の新車販売台数で明らかになったもので、きょうの日経なども「ダイハツ『タント』3位→23位」などのタイトルで取り上げている。

それによると、1月は工場からの出荷が止まっていたことからディーラーの在庫車両で販売していたが、「その在庫も底をつくなか、具体的な出荷再開のめどは見えていない」としながら「2月以降も販売現場への影響が続きそうだ」とも伝えている。

1月の総合順位で首位は昨年10月にモデルチェンジしたホンダの軽自動車『N-BOX』だったが、12%減の1万7446台で6カ月連続で首位をキープしたものの早くも失速気味とみられる。2位はトヨタ自動車の『カローラ』で14%減の1万2484台だったが、1年8カ月ぶりの総合2位。3位もトヨタの『ヤリス』で18%減の1万2056台と続いている。

さらに、軽自動車にスポットを当てたランキングをみると、2位は新型車効果が大きいスズキ『スペーシア』が急浮上したほか、3位もスズキの『ハスラー』、ベスト10位内ではスズキ以外でも日産自動車の『ルークス』や『デイズ』、三菱自動車の『デリカミニ』なども大幅増となっており、ダイハツ車の不正で“漁夫の利”を得た軽メーカーも少なくないようだ。

2024年2月7日付

●実質賃金2年連続減、昨年2.5%減、物価高に届かず(読売・1面)

●KDDIローソンにTOB、三菱商事と共同経営へ(読売・2面)

●TSMC第二工場も熊本、正式発表、トヨタも新たに出資(朝日・6面)

●自公国トリガー協議決裂、玉木代表、離脱を表明(産経・1面)

●トヨタ、尾を引く品質問題、成長鈍化恐れ信頼回復へ一丸(産経・10面)

●乗れる「トミカ」「プラレール」葛飾の交通公園、29年度開業目指す(東京・1面)

●大雪影響続く都内139人救急搬送(東京・19面)

●トヨタ、値上げ効果1兆円、時価総額50兆円超日本企業初、不正対応急務15万台下方修正(日経・2面)

●マツダ、東京にIT拠点、六本木 電動化へ人材確保狙い(日経・14面)

●ダイハツ「タント」3位→23位、1月販売出荷停止響く(日経・14面)

●JFEHD、社長に北野氏発表(日経・15面)

●日野自、9日までライン稼働停止(日経・15面)

《福田俊之》

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