中国製EVを欧州で販売へ、世界展開も計画…ステランティスが合弁会社を設立

中国の零跑汽車(リープモーター)のEV『T03』
中国の零跑汽車(リープモーター)のEV『T03』全 4 枚

ステランティスと中国の零跑汽車(リープモーター)は5月14日、ステランティスが51%、リープモーターが49%を出資する合弁会社「リープモーター・インターナショナル」の設立が完了したと発表した。

合弁会社の本社はオランダ・アムステルダムに置く。現在、同社はEVの『T03』と『C10』の欧州市場への導入に向けた準備を進めており、2024年第4四半期からインド・アジア太平洋地域(中国本土を除く)、中東・アフリカ、南米への展開も計画している。

リープモーター・インターナショナルのEV製品は、ステランティスの現在の技術とブランドポートフォリオを補完し、グローバルな顧客により手頃なモビリティソリューションを提供する。ステランティスの販売チャネルを活用し、2024年9月からフランス、イタリア、ドイツ、オランダ、スペイン、ポルトガル、ベルギー、ギリシャ、ルーマニアでの販売を開始する予定だ。専任の国別マネージャーと200の販売拠点を年末までに設置し、2026年までに500拠点に拡大する。2024年末には、中東・アフリカ(トルコ、イスラエル、フランス海外領土)、インド・アジア太平洋(オーストラリア、ニュージーランド、タイ、マレーシア、インド)、南米(ブラジル、チリ)への展開も予定している。


《森脇稔》

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