BMWの次世代EV「ノイエ・クラッセ」、SUV版のテスト車両を生産開始

BMWの次世代EV「ノイエ・クラッセ」のSUV版のテスト車両
BMWの次世代EV「ノイエ・クラッセ」のSUV版のテスト車両全 3 枚

BMWグループは11月20日、ハンガリーのデブレツェン工場で次世代EV「ノイエ・クラッセ」のテスト車両の生産を開始したと発表した。これにより、2025年後半に予定されている量産開始に向けた最終準備段階に入ったことになる。

デブレツェン工場では、ノイエ・クラッセのSUV「Xモデル」に近い仕様のフルEVテスト車両がラインオフした。この段階では、実際の量産と同様に複雑な工程を経て、限られた部品を用いて車両を組み立てる。

テスト生産の目的は、全ての物流・生産プロセスを実際の条件下でテストし、最適化することだ。また、最新の生産システムやツール、そのデジタル接続性を検証する。さらに、新しいスタッフに対し、設備や機械の集中的なトレーニングを行う。

テスト車両は日々生産ラインを流れており、各部品と生産ステップが綿密に精査されている。今後数ヶ月間は、得られた知見をもとにプロセスの改善に注力するという。

BMWグループは、この取り組みを通じて生産領域全体の緊密な連携を図り、スムーズで成功裏の量産開始を目指している。

ノイエ・クラッセは、BMWが次世代EVプラットフォームとして開発を進めているもので、2025年以降に順次投入される予定。デブレツェン工場はその主力生産拠点の一つとなる見込みで、今回のテスト生産開始は、BMWの電動化戦略における重要なマイルストーンになる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  4. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  5. ジープ『レネゲード』2027年モデルに注目集まる…6月のスクープ記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る