「考えるクルマ」にピンクのファーまとうフィアット500も、奇才「Mr Brainwash」の車アート展が米LAで開幕

現代アーティストMr Brainwashによる新展示『Cars Are Beautiful: Mr Brainwash @ the Petersen』
現代アーティストMr Brainwashによる新展示『Cars Are Beautiful: Mr Brainwash @ the Petersen』全 5 枚

米国ロサンゼルスのピーターセン自動車博物館で11月25日、現代アーティストMr Brainwashによる新展示『Cars Are Beautiful: Mr Brainwash @ the Petersen』が開幕した。アルマンド・ハマー財団ギャラリーを舞台に、自動車を通じて現代アートの世界へと観客を誘う。

Mr Brainwashこと、ティエリー・ゲッタは、ストリートアートとコンテンポラリーアートの分野で20年以上活躍してきたアーティストだ。グラフィティ、版画、ステンシル、絵画、彫刻を融合させた独特のスタイルで知られている。

現代アーティストMr Brainwashによる新展示『Cars Are Beautiful: Mr Brainwash @ the Petersen』現代アーティストMr Brainwashによる新展示『Cars Are Beautiful: Mr Brainwash @ the Petersen』

展示では、自動車をテーマにした様々な作品が展示されている。代表的な作品には、等身大マッチボックスのフィアット『500 Brainwashed』、ピンクのフェイクファーで覆われた「Furry Fiat」、メルセデスベンツ、ランボルギーニ、ポルシェ、フェラーリを融合させた「Dream Car」などがある。

また、巨大なルービックキューブの各面に車を配置した「Rubik's」、本に囲まれたMini『クーパー』の「Time Machine」、ゴッホにインスパイアされた没入型の「Childhood Dream」など、遊び心あふれる作品も展示されている。

現代アーティストMr Brainwashによる新展示『Cars Are Beautiful: Mr Brainwash @ the Petersen』現代アーティストMr Brainwashによる新展示『Cars Are Beautiful: Mr Brainwash @ the Petersen』

さらに、ロダンの「考える人」を車のモチーフで再解釈した「The Thinkcar」、懐かしい子供用おもちゃの車を10フィートに拡大した「Big Little Car」、ルーブル美術館の「サモトラケのニケ」をタイヤで表現した「Tired Victory」など、クラシックアートと自動車を融合させた作品も見どころだ。

この展示は2026年まで開催される予定。ピーターセン自動車博物館は、この展示を通じて自動車文化と現代アートの融合を提示し、新たな観客層の開拓を目指している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る