内燃機関の心臓部に触れる!Niterraブースで学ぶ点火プラグの進化と楽しさ…東京オートサロン2025

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Niterraブース…東京オートサロン2025
Niterraブース…東京オートサロン2025全 29 枚

東京オートサロン2025のNiterraブースは、自社NGKブランドのスパークプラグを全面に出したものになっていた。加えて隠れたヒット商品である踏み間違い事故防止装置「アイアクセル」にも力を入れていた。

エンジンにとって重要部品の“スパークプラグ”の全てを学べるブース作り

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Niterraは、NGKスパークプラグでお馴染みの日本特殊陶業の新しい社名ブランドだ。スパークプラグは内燃機関には(ほぼ)なくてはならない部品。いまさら説明するまでもないが、自動車のエンジン(内燃機関)は、燃料の混合ガスをシリンダー内に充満させ、点火プラグの電気火花で着火・燃焼(爆発)させて、そのエネルギーでピストンを動かし動力としている。

チューニングパーツとしてもさまざまなブランドや種類がある。電極もプラチナやイリジウムなど点火エネルギーを高くする素材や工夫がなされている。ところで、みなさんはエンジンの点火プラグを自分で交換したことがあるだろうか。

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老人会ネタになるが、昔は車載工具にプラグレンチが必ず入っており、プラグ点検と交換はドライバーが行うのが普通だった。自動車教習所でも、点火プラグの点検方法を教えるところもあった。今の車は電子制御が発達し、プラグを含むエンジン部品の素材・精度の改良が進み、不完全燃焼でプラグにススが溜まったり、オイル下がりで汚れたりすることは滅多にない。昔は3000キロも走ればプラグ点検したほうがよかったが、今の車両整備マニュアルではプラグ交換は5万キロ、10万キロという単位になっている。

それだけ性能や品質が上がると、メーカーとしては、むしろドライバー(ユーザー)にプラグ交換させたくなくなる。素人の整備でかえって車の調子を悪くするからだ。

手順が分かれば思ったよりも簡単なスパークプラグ交換を実践

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だが、Niterraのブースは、今となっては貴重なプラグ交換を体験できる。といっても実際の車両ではなく、演習用のモックエンジンを使う体験コーナーだ。エンジンブロックは4気筒エンジンを模している。カットモデルになっているので、プラグのねじ山やシリンダー内の様子が見えるようになっている。そのため、プラグ交換がどういう作業なのかがしっかり把握できるようになっている。

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プラグ交換の手順はパネルに詳しい説明が展示されている。スタッフもついてくれるので、プラグ交換の経験がなくても問題ない。ブースでの体験が実際のメンテナンスに役立つかどうかは体験してみた結果にもよるが、プラグの機能を改めて認識するよい機会だ。自分で交換しないでも、プラグに対する正しい知識を得ることで車への愛着も上がるというものだ。

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ちなみに筆者らの世代は、プラグ交換をするとき、エンジンの吸気ポートにプラグの電極が開いた部分が向くように取り付け位置を調整していた。今もそういう整備をするのか聞いたところ、こだわる工場はやっているとのことだ。

子供から親へ推奨したいアクセル踏み間違え装置の展示

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Niterraのもうひとつの展示は「アイアクセル」だ。後付け可能なアクセル踏み間違い防止装置だが、その特徴は物理的な機構を用いるため、センサー情報だけで電子的にアクセルオフ(燃料カット)するより確実にブレーキをかけることができる。センサー制御だけだと、踏み間違いを検知してもアクセルオフするだけでブレーキをかけるかどうかはメーカーなどの制御ポリシーによって変わる。そのため、踏み間違いを検知しても、停止が間に合わず衝突、事故が避けられない場合がある。

アクセル踏み間違いは、ブレーキと思ってアクセルを踏んでしまうわけだが、本人は減速すると思って踏み込んだペダルで加速をしてしまいパニックに陥る。この状態になると、ほとんどの人は足を踏みかえるという動作ができない。むしろもっと減速しようとさらに踏み続けてしまう。外からみるとなんで減速しないんだ(ブレーキ踏まないんだ)と思うが、若い人もでパニック状態で足の踏み替えができる人は少ない。

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アイアクセルは、オリジナルのアクセルレバー機構に加工を施すことになるが、踏み込む力でブレーキペダル(レバー)も動かす機構になっている。パニックになって足を踏ん張っている状態になると機械的にアクセルレバーをリリースしてブレーキレバーだけを踏み込むことになる。

この方式のもうひとつのメリットは、車両についているセンサー方式の踏み間違い防止装置や誤発信抑制装置の機能を活かしたまま二重の安全装置として追加できることだ。センサー方式がうまく機能しなかったり、制御が間に合わなかったときのバックアップブレーキとして機能する。

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レバーを加工することで、ノーマル状態からペダルフィーリングが変わってしまい、普段の操作でブレーキを効かせてしまわないかが心配になるかもしれない。アイアクセルは、ノーマルのペダルストロークはそのままで底付きする領域で機能するので、ブレーキと思って踏まない限り(=踏み間違い)警報が鳴ったり強制ブレーキになることはない。子から親へ是非とも進めて欲しい安全装置だ。

踏み間違い事故を未然に防ぐ「アイアクセル」の情報はこちら

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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