茨城県の4市が「公共ライドシェア」をスタート…公共交通の人手不足を解消へ

茨城県の4市が「公共ライドシェア」をスタート…公共交通の人手不足を解消へ
茨城県の4市が「公共ライドシェア」をスタート…公共交通の人手不足を解消へ全 7 枚

茨城県つくば市、土浦市、下妻市、牛久市の4市は共同で、1月27日より地域連携公共ライドシェアの運行を開始する。

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同事業はデジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプ)を活用し、4市共通の問題である公共交通機関の“人手不足”を解消するため、自治体が中心となって行われる自家用車・一般ドライバーによる有償送迎サービスとなる。

運行の開始に先駆け、報道関係者向けに乗車体験会を実施。実際に牛久市で運行されるライドシェアに乗車してきた。

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“公共ライドシェア”のプレートがついた車両に乗り込むと、ドライバーから名前、目的地の確認が行われ、それ後は普通のタクシーのように目的地まで送迎が行われる。運行前のシートベルト確認や、右左折時の声かけ、車内の温度確認など、丁寧に接客・運転してくれた。

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車内には料金表やライドシェアの注意書きがある以外は本当に一般車で、ドライバーは専用のアプリを介してドライバーのピックアップや目的地までのナビ、料金の精算などを行う。現在は現金・PayPayによる後払いのみとなっているが、年度内には事前支払いも実装予定とのことだ。

乗車中にドライバーの方に話を伺うと、以前は福祉関連事業で働いており、高齢者が外に出るための足がなく困っている場面に幾度となく遭遇してきたそう。そこで今回のライドシェアが牛久でも開始されると聞き、今回のドライバー募集に応募したと話してくれた。

4市それぞれでライドシェアの利用条件が違い、牛久市は市内の交通空白地帯である市街化調整区域に住んでいる人が対象で、自宅と目的地の往復利用が基本となっている。

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Webアプリに自宅を登録し、申し込みを行ってマッチングが成立すると自宅やあらかじめ設定されたピックアップポイントまで配車を行ってくれる。ポイントは駅や市役所、病院。ショッピングモールなど市内に300か所近く設定されているので、主要な施設はカバーされている印象だ。

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観光客やビジネスマン、市街の住民はバスやタクシーを利用し、市内の対象者はライドシェアを活用することで、タクシー不足を軽減。金額感もタクシー初乗りよりは高いものの、それより先はライドシェアが安くなる価格設定など、従来交通機関との共存、棲み分けを意識しているそうだ。

なお、筑波山エリアなどは観光客も利用でき、ロープウェイ、ケーブルカー駅からバス乗り場までをサポートしたりと、各自治体が抱える目的にあわせて柔軟に運行される。

一緒に乗り合いした市役所の担当者によれば、ドライバーは4市あわせて70名ほどを確保、その中で牛久市は17名のドライバーが登録を行ったそうだ。事前にドライバーを募集する際はどれくらい応募があるか不安だったが、実際は想定を上回る応募があったそうで、住民からの注目度の高さも伺えた。

今回のライドシェア事業は約2年間、2027年の3月31日まで実施予定。先述の通り、乗車価格や利用条件など自治体ごとに設定されているため、実際の利用に際してはホームページから確認を行っていただきたい。

《二城利月》

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