伝統と革新の融合、モトグッツィが新型『V7』シリーズを発表、145万2000円から

モトグッツィ V7スポルト(レニャーノグリーン)
モトグッツィ V7スポルト(レニャーノグリーン)全 16 枚

ピアッジオグループジャパンがモトグッツィの新型『V7』シリーズの発売を発表。『V7ストーン』『V7スペシャル』と伝説のスポーツモデル名『V7スポルト』の3モデルで、税込み価格は145万2000円から。2月26日より受注が開始され、出荷開始は8月より。

新型V7シリーズの心臓部には、ユーロ5+排出ガス規制に対応した853cc空冷90度V型ツインエンジンを搭載。最高出力は67.3psと従来モデルから4%向上し、最大トルクも79Nmに増加。注目は、3500rpmで最大トルクの95%が得られる特性で、街乗りでの扱いやすさが大幅に向上している。

電子制御面では、ライドバイワイヤシステムを新たに採用。これにより、ライディングモードやクルーズコントロール、ABS、トラクションコントロールなどの電子制御パッケージが充実。V7スポルトには6軸慣性プラットフォーム(IMU)も搭載され、コーナリングABSやコーナリングトラクションコントロール機能も備わった。

モトグッツィ V7スポルト(レニャーノグリーン)モトグッツィ V7スポルト(レニャーノグリーン)

スタイリング面では、V7の象徴的なデザインを維持しながら、各モデルで個性を際立たせている。とくにV7スポルトは、倒立フォークやダブルディスクブレーキを採用し、スポーティな走りを強調したデザインとなっている。

モトグッツィは、この新型V7シリーズで伝統的なクラシックバイクの魅力と最新のテクノロジーを融合させ、幅広いライダーのニーズに応える製品ラインナップを実現。なかでもV7スポルトの復活は、多くのモトグッツィファンには感慨深いものがあるだろう。

V7ストーンは極力装飾を省いた、ラインナップ中で最もシンプルなバージョン。マットにブラックアウトされたディティールや、6本スポークデザインのアルミホイールなど、独特でスポーティなタッチが加えられ、サテン仕上げのルビードブラックとプロフォンドブルーのボディカラーによる暗闇のエレガンスを表現している。カラーはルビードブラック、プロフォンドブルーの2種類が用意される。税込み価格は145万2000円。

モトグッツィ V7スペシャル(1969ホワイト)モトグッツィ V7スペシャル(1969ホワイト)

V7スペシャルはエレガントなクロームのディティールが個性を主張する、オリジナルV7の精神に最も近いモデル。リムとハブをブラックとしたスポークホイールは伝統美を呼び起こす一方、Moto Guzziイーグルの輪郭を描くように縁取られた円形デジタルメーターとLEDヘッドライトには現代的なテイストも漂う。切削加工されたシリンダーヘッドの冷却フィンや、タックロール調にデザインされたブラックのシートも特徴的だ。ボディカラーは、エメラルドブラックと1969ホワイト2種類を用意。税込み価格は151万8000円。

モトグッツィ V7スポルト(ラーリオグレー)モトグッツィ V7スポルト(ラーリオグレー)

V7スポルトは、倒立フォークやダブルディスクフロントブレーキとスポーティなデザインの軽量6本スポークキャストホイールなどのテクニカルな装備、バーエンドミラーやレッドのステッチが施され専用ブラックシートににより、ひと目でわかるシリーズ最上位機種。アルミ製ヘッドライトブラケット、サイドパネルのアルミインサート、V7スポルトロゴがレーザーエッチングされたハンドルバークランプなど、専用装備が特別感を演出している。ボディカラーは、初代V7スポルトを彷彿とさせる伝統のレニャーノグリーンと、パステルカラーが新鮮なラーリオグレーの2種類。税込み価格は159万5000円。

《ヤマブキデザイン》

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