ポルシェ子会社MHP、SDV:ソフトウェア定義製造を実演へ…ハノーバーメッセ2025

MHPがAIとソフトウェア・デファインド・マニュファクチャリングをハノーバーメッセに出展
MHPがAIとソフトウェア・デファインド・マニュファクチャリングをハノーバーメッセに出展全 1 枚

ポルシェ子会社のMHPは、3月31日にドイツで開幕するハノーバーメッセ2025において、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のプラチナパートナーとして、ソフトウェア定義製造(SDM)とAIの可能性を紹介する。

SDMは、機械や設備のハードウェアから制御ソフトウェアをほぼ完全に切り離し、中央プラットフォームに配置する生産方式。この分離と製造プロセスの包括的なデジタル化により、新しい要件に「スイッチ一つで」素早く適応できる知的生産環境が創出される。

MHPのグループのフェデリコ・マグノCEOは、「脱工業化とグローバルな競争圧力による課題が増大する中、SDMと産業用クラウドソリューションは、レジリエントで効率的、持続可能な生産を実現する鍵となる」と述べている。

展示では、フェストの訓練用工場の縮小モデルを使用し、NVIDIAのOmniverseで工場をデジタルシミュレーションする方法を実演する。ソフトウェアはAWSクラウド上で機械から切り離して動作し、MHPが開発したintegrate_it ICSソリューションでデータを収集・変換・分析可能にする。

AIもデジタル変革の原動力として重要な役割を果たす。AIを活用した自動化とデータに基づく洞察により、より迅速かつ効果的に精密で複雑な意思決定が可能になる。

MHPはまた、Industry 4.0バロメーター2025の最新版を発表する。今年はデータ主導型生産に焦点を当て、世界中の企業がIndustry 4.0技術の活用でさらなる進展を遂げていることを示していく。

ハノーバーメッセ2025では、これらのプロジェクトや話題について、MHPの専門家による講演やショーケースが行われる予定だ。

《森脇稔》

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