東京都心に空中回廊、高速道路の再生方針を策定---KK線は4月5日に廃止

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東京都心の東京高速道路KK線)は4月5日をもって廃止され、歩行者中心の空間として再生される。東京都と東京高速道路株式会社は、「東京高速道路(KK線)再生に向けた利活用方針」を策定し、4月4日に発表した。

KK線は銀座を取り囲む全長約2kmの高架自動車専用道路であったが、首都高速道路の新たな都心環状ルートの整備により、自動車道路としての役割が低下するため、歩行者中心の公共的な空間「Tokyo Sky Corridor」として生まれ変わる。

再生にあたっては、植栽やアートの導入、“視点場”の工夫、日本の文化や沿道地域の多様な個性をアピールすることにより、世界から注目される観光拠点をめざす。東京の新たな価値や魅力を創出し、車中心から人中心への転換を図ることが目標だ。

上部空間は、幅員約16m以上の区間で歩行者の通行空間に加え、広場などの滞留空間を確保し、主要な道路との交差部付近に視点場を整備する。植栽や各種サービス機能を整備し、アートの導入も検討されている。また、次世代モビリティも導入し、地域のニーズを踏まえて、歩行者の移動をサポートする機能や遊覧を楽しむ機能が検討される。

全区間の整備完了は2030年代から40年代を目標としている。都市空間の価値や魅力の早期創出に向け、段階的整備による一部区間の早期開放も図られるという。

《高木啓》

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