【メルセデスベンツ Aクラス 新型試乗】装備充実の“Urban Stars”、スポーティに振ったクルマか?と思いきや…島崎七生人

メルセデスベンツ A 200 d Urban Stars
メルセデスベンツ A 200 d Urban Stars全 20 枚

新しい試乗車が用意できたとの案内があったので、早速、予定を押さえてもらうことにした。車種は久々の試乗となる『Aクラス』で、今年6月に新たにラインアップに加えられた“A 200 d Urban Stars”だ。

【画像】メルセデスベンツ A 200 d Urban Stars

◆標準装備を充実させた“Urban Stars”

メルセデスベンツ A 200 d Urban Starsメルセデスベンツ A 200 d Urban Stars

メルセデスベンツというと、昨年、現行『Eクラス』には乗ったものの、ここ最近はSUV系やBEVのEQシリーズに接する頻度が高かった。なのでもっともコンパクトなシリーズの『Aクラス』の試乗は、筆者自身、かなり久しぶりのことになる。

実車は従来車をベースに、好評だった装備の多くを標準化し、装備レベルの充実を図ったというものだという。具体的には従来は有償オプションだったAMGラインパッケージ、AMGレザーパッケージを標準装備化。その“内容”だが、資料に目を通すとかなり充実したものとなっている。

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たとえばメカニズム系ではダイレクトステアリング、ローワードコンフォートサスペンション、スポーツブレーキシステム、アダプティブハイビームアシスト・プラス、マルチビームLEDヘッドライト、18インチAMGアルミホイールなど。そのほかにもプライバシーガラス、スポーツシート、本革巻きステアリングホイール(ナッパレザー)、本革シート、アルミニウムインテリアトリム、AMGラインが追加装備のメニューに入っている。

◆スポーティ方向に振ったクルマか?と思いきや

実車は、見る人が見れば標準車より20mm低く構えた全高(=1420mm)に目がいく。またドアを開けると、赤い表皮のバケットタイプのシートが目に飛び込んでくる。が、だからといっていたずらにスポーティ方向に振ったクルマか?といえばそうではなく、あくまでも標準車の上級モデルと言った位置づけ。

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風合いのいい厚みのある革表皮のシートに座れば、ドアトリムに備わる電動パワーシートの調節スイッチは感触が確実でやりやすいし、独自のインターフェイスのMBUXが、音声認識だけでなくタッチスクリーン、タッチコントロールボタンでの操作にも対応している点もありがたい。

ちなみに筆者は試乗中には、ナビの目的地設定に声のコマンドを使ったり、オーディオのボリュームはセンターコンソールのジョグダイヤル(物理スイッチ)を使ったりと、自分流の方法で各種機能を活用していた。

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なお後席は大人にはやや背中を起こした姿勢に感じるが、我が家のシュンには、唐突なショックが伝わらない快適な乗り味もあって問題なしだったようだ。

◆剛性感のあるボディによる安心感の高さが魅力

走りは同じCセグメントのライバル車に対し、メルセデスベンツらしい剛性感のあるボディによる安心感の高さが魅力。走行モードの切り換えの範囲で乗り味、パワーフィールなどの調整が可能だが、どのモードであっても激変というより(当然だが)Aクラスのキャラクターに見合った変化が体感できる。走行中の音、振動が耳に障らない2リットル・4気筒の直噴ターボは発進から低回転、高域までスムースで扱いやすくストレスは皆無。

街中、高速巡航を含む400km+の走行距離で16.3km/リットルの実燃費(WLTCモード=19.1km/リットル)で、もちろん条件次第ではより伸ばせそうな感触だった。

メルセデスベンツ A 200 d Urban Starsメルセデスベンツ A 200 d Urban Stars

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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