AI駐車場システム、沖縄で導入促進…DataHaxと沖縄電子が業務連携

自社開発のAIアルゴリズムを活用したカメラによって、駐車中の車を認識し、入出庫時間、料金等を管理するDENNOU PARK
自社開発のAIアルゴリズムを活用したカメラによって、駐車中の車を認識し、入出庫時間、料金等を管理するDENNOU PARK全 1 枚

AIカメラ駐車場システム「DENNOU PARK」を運営するDataHaxは12月19日、沖縄県内で電子機器の販売・施工を行う沖縄電子と業務連携を開始したと発表した。

今回の提携により、沖縄県内における事業拡大、資材・機材の効率的な調達と施工の高速化、保守・メンテナンス体制の強化を図り、交通インフラの迅速な整備支援を進める。

沖縄電子は1972年創業で、電子技術に長けた地域密着型の企業。沖縄県は都市構造や観光需要の増加により交通課題が顕著で、特に離島における機器保守の遅延が課題だ。そのため、機械設備を抑えたAIカメラによるゲートレス・キャッシュレス駐車システムへの期待が高まっている。

提携は具体的に、沖縄全域での事業展開、資材・機材調達と施工の効率化および高速化、保守・メンテナンスの迅速対応体制の3領域で連携し、沖縄電子の地域ネットワークを活用して駐車場DXを推進する。

DENNOU PARKは自社開発のAIアルゴリズムを用いたカメラで車両を認識し、入出庫時間や料金を管理する。従来のゲート停止や駐車券発行、精算機による支払いといった手順を排除し、スムーズな駐車を実現。最低限の機材で運用可能なため、一般的な駐車場システムの半分程度のコストで導入が可能だ。

今後DataHaxは地域企業との連携を強化し、日本各地で交通インフラの迅速な整備に寄与する方針。特に沖縄ではAIカメラを活用した車両認識や混雑解析、無人駐車場運営の高度化を進め、渋滞緩和や観光地の利便性向上を目指す、としている。

《森脇稔》

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