ヤマハのeアクスル搭載で車重わずか1.4トン! ケータハムの新型スポーツカー「プロジェクトV」最新版が世界初公開…東京オートサロン2026

ケータハム「プロジェクトV」最新プロトタイプ(東京オートサロン2026)
ケータハム「プロジェクトV」最新プロトタイプ(東京オートサロン2026)全 36 枚

ケータハムカーズ・ジャパンは1月9日、「東京オートサロン2026」においてEVスポーツカー『プロジェクトV』の量産化に向け開発・製作した最新プロトタイプを世界初公開した。ヤマハ発動機が開発するシングルモーターの「eアクスル」を搭載し、0-100km/h加速は5秒以下、最高速度230km/hを標榜する。

【画像】ケータハム「プロジェクトV」最新プロトタイプ

1973年に創立されたケータハムは、ロータス創業者コーリン・チャップマンより「セブン」の製造設備、設計図、デザイン、そして独占的製造権を取得して以来、半世紀以上にわたりその思想とスタイルを変えずにピュア・ライトウェイト・スポーツカーを作り続けている。時代の変化に合わせ進化を重ねつつ、その根幹にある“走る歓び”の哲学は現在まで受け継がれている。

2021年にはVTホールディングスの傘下に入り、本社をダートフォードの新社屋へ移転。生産体制の刷新や将来を見据えた積極的な投資を継続している。

ケータハム「プロジェクトV」最新プロトタイプ(東京オートサロン2026)ケータハム「プロジェクトV」最新プロトタイプ(東京オートサロン2026)

2023年、ケータハムは英国グッドウッドで次世代向け完全新設計のEVスポーツカー「プロジェクトV」を発表した。プロジェクトVは電動化時代におけるケータハムの答えだとし、EVでありながら長年培ってきた“PURE.SIMPLE.FUN”のDNAを色濃く継承しているという。

今回世界初公開となったプロジェクトVの最新プロトタイプは量産化を意識した仕様で、走行性能や安全性能の検証に加え、生産設計の検討も進められているという。

内外装デザインはセブンのオーナーであり、思想を理解するデザイナーアンソニー・ジャナレリが担当。フロントフェイスはセブンのノーズコーンに着想を得て、無駄を削ぎ落としたミニマルな造形によりPUREとSIMPLEを表現している。

ケータハム「プロジェクトV」最新プロトタイプケータハム「プロジェクトV」最新プロトタイプ

エクステリアはセブンから基本デザインを継承しつつ、法規制対応のためリアコンビネーションランプのデザインを変更。インテリアはフラットパネルのインストルメントパネルに丸型デジタルディスプレイを配置し、クラシカルな雰囲気と現代的機能を融合している。今回の展示車のボディカラーは英国車らしさを感じさせる深いグリーンとなっていた。

ヤマハ発動機が「アライブEE(エレクトリック・エンジン)」と名付けるeアクスルは、モーター、インバーター、ギアボックスを一体化した3in1構造の自動車用電動駆動ユニット。高出力、軽量、コンパクトを特長とし、入力電圧は350~800Vまでに対応し、出力は200kW~450kWを発揮する。プロジェクトVでは最高出力を200kW(272ps)としており、0-100km/h加速は5秒以下、最高速度230km/hを標榜する。

ケータハム「プロジェクトV」に搭載されるヤマハ発動機のeアクスルケータハム「プロジェクトV」に搭載されるヤマハ発動機のeアクスル

高効率システムで鋭いレスポンスとリニアな出力特性は、EVながらケータハムらしい“ファン・トゥ・ドライブ”を追求した。バッテリーは台湾XING Mobilityが開発した液浸冷却バッテリー「IMMERSIO Cell-to Pack」を採用し、過酷な条件下でも高い安全性と信頼性を確保。高出力と熱管理を両立。高性能なスポーツカーでありながら、バッテリー容量が47kWhとした場合の航続距離は400kmを実現するという。

最新プロトタイプはケータハム伝統の鋼管スペースフレーム構造を採用。高剛性と軽量化を両立し、ダイレクトなハンドリングと優れた運動性能を実現している。ボディサイズは全長4350×全幅1850×全高1230mm、ホイールベースが2630mm。バッテリーを搭載するEVでありながら車重1430kgを実現。EVパッケージに対応しながらも一体感のあるドライブフィールを維持しているという。

現在は市販および量産化に向けた開発を東京アールアンドデーと共同で進めており、2025年の完成を目指しすでにテスト走行も開始されている。

ケータハム「プロジェクトV」最新プロトタイプ(東京オートサロン2026)ケータハム「プロジェクトV」最新プロトタイプ(東京オートサロン2026)

《森脇稔》

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