豊田自動織機、全国溶接技術競技会で社員が最優秀賞…溶接技能の日本一に

トヨタL&Fカンパニー製造部所属の浜野元輝選手
トヨタL&Fカンパニー製造部所属の浜野元輝選手全 2 枚

豊田自動織機は、富山ポリテクセンターで開催された第70回全国溶接技術競技会の炭酸ガスアーク(半自動)溶接の部で、同社トヨタL&Fカンパニー製造部所属の浜野元輝選手が最優秀賞を受賞し、日本一の座に輝いたと発表した。

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全国溶接技術競技会は、各都道府県大会を勝ち抜いた選手が溶接技能の日本一をめざして競う競技会で、被覆アーク溶接の部と炭酸ガスアーク(半自動)溶接の部の2種目が設けられている。溶接技能者の技術向上と溶接技術の重要性を広く啓発することを目的に、毎年1回開催されており、今回は113名が出場した。

今回、浜野選手が挑んだ炭酸ガスアーク溶接は、連続的に溶接機から供給されるリールワイヤーを大気から遮へいしながら行う溶接方法で、溶接棒の取り替えが必要な被覆アーク溶接に比べ長時間かつ連続的な作業が可能。そのため、建設現場をはじめ、造船や自動車、鉄骨建造物製造など幅広い分野で活用されている。同社のフォークリフトも、この溶接手法を用いて生産している。

同部門には、浜野選手を含む56名の選手が全国から出場した。45分の競技時間内に縦横両方向の溶接方法で2枚の鉄板を突き合わせる課題に挑み、外観(溶接の美しさなど)、X線(内部欠陥)、曲げ(強度)の正確さを競い合った。

浜野選手は2014年入社で、技能五輪全国大会では2015年と2016年に「構造物鉄工」職種で銀メダル、2017年に金メダルを獲得した実績を持つ。

同社は今後も、高品質な製品を生産するために重要となる高度技能の伝承をねらいとし、全国溶接技術競技会をはじめ、技能五輪の全国大会や国際大会に挑戦する選手の育成に取り組んでいく、としている。

《森脇稔》

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