TOPPANがFC-BGA基板を出展へ、車載機器向け高性能半導体需要に対応…nano tech 2026

TOPPANホールディングスとグループのnano tech 2026ブースイメージ
TOPPANホールディングスとグループのnano tech 2026ブースイメージ全 1 枚

TOPPANホールディングスとグループ会社のTOPPAN、TOPPANエッジ、TOPPANデジタルの4社は、1月28日から30日まで東京ビッグサイトで開催される「nano tech 2026 第25回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」に出展すると発表した。

本展示会は、ナノテクノロジーを軸に未来技術の社会実装を探求する場として、革新的な材料や次世代デバイスが集結した、研究開発の事業化とイノベーション共創の実現を目指した展示会だ。

TOPPANホールディングスブースでは、FC-BGA基板、3D細胞培養技術、高セキュリティシステムなど、これまで培ってきた「印刷テクノロジー」を活用したグローバルでの社会課題解決に貢献する最新の技術を紹介する。

主な展示内容として、まずFC-BGA基板を紹介する。FC-BGA基板は、LSIチップの高速化、多機能化を可能にする高密度半導体パッケージ基板。AIやサーバー、車載機器などで高性能半導体の需要が高まる中、TOPPANグループは独自の微細加工技術とビルドアップ配線板技術を発展させ、超高密度配線構造の開発に取り組んできた。本展示会では、チップ間接続の高密度化とパッケージの大型化・多機能化に対応した、2.5D向けFC-BGA基板、光伝送に対応するCPO向け大型FC-BGA基板を展示する。

透過加飾フィルム「ダブルビューフィルム」は、TOPPANが建装材事業で培ってきた木目などの表現方法を進化させた、画期的な化粧フィルム。独自の印刷技術により、本物の木材のような質感を持った化粧フィルムでありながらディスプレイの映像を透過できるため、無機質なディスプレイ画面をインテリアと自然に調和させることができる。本展示会では、普段は壁面材と一体化し、必要な時だけ映像の表示が可能な「ダブルビュービジョン」のサンプルを展示する。

3D細胞培養技術「invivoid」は、独自バイオマテリアルを用いた3D細胞培養技術で、多様な細胞を制御しながら培養することが可能。生体に近い人工組織を簡便に作製できるため、がん個別化医療、がんの薬効評価や毒性試験などの創薬研究を支援する。今回は、がんモデルと肝臓モデルを紹介する。

高セキュリティICカードシステムでは、量子コンピュータでも解読が困難とされる、次世代公開鍵暗号技術である耐量子計算機暗号に対応したICカードシステムを紹介する。耐量子計算機暗号で署名された電子証明書をICカードに格納することで、量子コンピュータの脅威に対する認証基盤の構築に貢献する。

また、印刷技術を用いた、フレキシブルで薄型・長尺の液漏れセンサーを展示する。本センサーは、導電性インキの印刷による回路形成とRFID技術を組み合わせることで、配線工事やバッテリー交換が不要な構造を実現し、コスト面に優れ、既存のインフラ設備の配管などへの設置も容易という。

展示会は1月28日から30日まで、東京ビッグサイト西1・3ホール&会議棟で開催される。TOPPANホールディングスブースは1W-J07だ。

《森脇稔》

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