米関税による減益、各社2026年3月期決算まとめ…トヨタが1兆3800億円で最大だが

トヨタ・タコマ
トヨタ・タコマ全 14 枚

米国の追加関税政策が、日本の自動車メーカー各社の2026年3月期決算に大きな影響を与えた。

各社の決算説明資料では、営業利益を押し下げる要因として「米関税影響」を明示。トヨタ自動車、本田技研工業(ホンダ)、日産自動車、マツダ、SUBARU(スバル)などは数千億円規模の減益要因となった。営業利益額に対する影響では、ホンダ、日産で大きい。

◆関税影響は3種類

日本メーカーが決算で説明している「米関税影響」は、主に以下の3種類の合計になる。
(1)完成車:日本から米国への輸出
(2)完成車:メキシコ・カナダから米国への輸出
(3)部品:米国外から米国へ輸出

(1)完成車:日本から米国への輸出……日本国内工場で生産した車を米国へ輸出する際、追加関税が課される。北米販売に占める「日本生産車比率」が高いメーカーほど影響が大きい。

(2)完成車:メキシコ・カナダから米国への輸出……現在、最も影響が大きいのはこのパターンだ。北米自由貿易圏(USMCA)を前提に構築してきたサプライチェーンが、追加関税で大きく揺らいだ。

(3)部品:米国外から米国へ輸出……これは見えにくいが、かなり大きいと思われる。完成車だけでなく、エンジン、トランスミッション、ワイヤーハーネス、電装部品、鋳造部品などが日米間、メキシコ米間で大量に往復している。北米工場で組み立てる車でも、部品に関税がかかるわけだ。


《高木啓》

アクセスランキング

  1. ホンダ『ステップワゴン』『WR-V』『フリード』をレトロ&ワイルドに変身、ダムドが新カスタムパーツ4点を発売
  2. ゼンリン、「都道府県型キーホルダー」全47種を発売…地図ブランドから誕生したカラビナ型アクリル雑貨
  3. マツダ『ロードスター』20代購入が6年で2倍、発売11年目で販売ピーク
  4. レアアースフリーモーター、ASPINAがナイロン・マグネティクスと供給契約を締結
  5. 【日産 リーフ 新型試乗】控えめバッテリーの「B5」はアリかナシか? 装備グレードの違いを検証した
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. 次世代圧電材料向け、「多能性中間膜」の量産化をJSTが支援…Gaianixxが開発
  3. BMW工場にヒューマノイド「Figure 03」導入…フィジカルAIで全身協調制御
  4. 【日産 リーフ 新型】次世代EVのスタンダードを描いた、“スーパーエアロ”と“スーパーフラッシュ”デザイン
  5. 神奈川個人タクシー、電脳交通のクラウド配車システム「DS」導入…S.RIDEとUberにも対応
ランキングをもっと見る