アウディは、『A3セダン』の改良モデルを欧州で発表した。運転支援システムの大幅な拡充と、デジタル機能の強化が主な特徴だ。
■3段階の運転支援パッケージ
アウディ『A3セダン』改良新型
運転支援システムは「テック」「テックプラス」「テックプロ」の3段階パッケージに整理された。中核となるのは「アダプティブクルーズアシストプラス」で、最大210km/hでのアダプティブクルーズコントロールとアクティブ車線維持支援を組み合わせる。
オートマチックトランスミッション搭載車では、道路の白線・路肩の構造物・周囲の交通状況を考慮しながら縦方向・横方向の走行を支援する。高速道路ではウインカー操作だけで自動車線変更も可能だ。
新機能として、赤信号での自動停止と、青信号への切り替わりに合わせた自動発進にも対応した。
■スワームデータを初採用
縦方向・車線維持の両ガイダンスシステムに、初めてスワームデータ(周辺車両の走行データを集約した情報)を活用する。これにより、車両は道路の平均速度に合わせて自車速度を調整できる。
オンラインデータを使えば、白線が見えない状況でも車線維持が可能になる。このオンラインデータ機能は車両納車後3年間は無料で利用でき、その後は有料で延長できる。
■360度サラウンドビューと自動駐車
アウディ『A3セダン』改良新型4つの広角サラウンドビューカメラが車両周囲を360度撮影し、MMIタッチディスプレイに3D表示する。バードアイビューや洗車機への誘導ガイドラインなど複数の視点を選択・調整できる。
パークアシストプラス・プロでは、カメラが駐車枠を検知し、ステアリング・加速・ブレーキ・変速を車両が自動で行う。パークアシストプロにはリモート機能も備わり、「myアウディ」アプリを使ってドライバーが車外から駐車・出庫操作を行うことが可能だ。
また新機能「トレーニングドパーキング」では、車庫入れなど特定の駐車操作を車両に記憶させられる。一度学習させれば、以降は自動で同じ操作を再現する。MMIには最大50mの距離にわたる5つの駐車操作を保存でき、それぞれに名前を付けることもできる。
■デジタル機能とコックピットの刷新
アウディ『A3セダン』改良新型アウディコネクトの新リモート機能では、駐車位置の地図表示に加え、パーキングブレーキの状態、ライトの点灯状況、ドアや窓の開閉状態も確認できる。走行距離・燃料残量・航続可能距離・タイヤ空気圧・オイル残量・整備時期なども一括管理できる。
「ファンクションズオンデマンド」では、後日追加できる機能も拡充。低音再生の最適化や音源間の音量バランス調整、バーチャルサラウンドサウンドなどが新たに利用可能になった。
コックピットは全面刷新され、11.9インチの「アウディバーチャルコックピット」と12.8インチの「MMIパノラミックディスプレイ」を組み合わせた曲面ディスプレイが中心に据えられた。センターコンソールのスマートフォントレイはドライバー側に向けられ、25Wのワイヤレス充電に対応する。
ステアリングホイールは全モデルで物理スクロールホイールを採用。ダブルスポーク2種とSラインおよびSモデル向けのフラットボトム3スポークの計3デザインから選択できる。




