株式会社イード（本社：東京都中野区、代表取締役：宮川 洋、以下 イード）は、バリュートープ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役：佐久間 晶夫、以下 バリュートープ）が実施した第三者割当増資を、独立系ベンチャーキャピタルi-nest capital株式会社（本社：東京都渋谷区、代表：山中 卓）とともに引き受け、資本業務提携契約を締結いたしました。
バリュートープが運営する24時間無人貸出のレンタカーサービス「オールタイムレンタカー」は、イードが株式会社ジゴワッツ（本社：東京都中 央区、代表取締役：柴田 知輝、以下 ジゴワッツ）とともにビジネス開発を行っている後付型自動車用スマートロック「バーチャルキー」のユーザーでもあり、バリュートープはバーチャルキーの特性を生かしたレンタカーサービスでもっとも効率が高い運用のノウハウをともに作り上げてきたトップランナーです。
今後も、「オールタイムレンタカー」のスケールアップにあたって運用現場の知見と、イード他が提供するバーチャルキーなどレンタカーのDXソリューションのさらなる付加価値創出を相互に作用させることで、次世代レンタカーサービスの雛形をともにつくり、都市住民のモビリティサービスや人手不足、インバウンド対応など地方の課題解決に貢献してゆく考えです。
国内レンタカーの台数はコロナ禍で一時的な減少はあったものの、2022年から急回復しており2024年にはコロナ禍前ピーク（2020年）の約92万台から約2割増の約109万５千台に達しました（全国レンタカー協会調べ）。市場規模も2030年には1兆円を越えるという調査結果も出ています（矢野経済研究所「2023年版 レンタカー＆カーシェアリング市場の現状と展望」より）。
バーチャルキーは引き続き、多方面のレンタカー事業者、カーシェア事業者などモビリティサービス事業者にサービスを提供してゆく方針で、オールタイムレンタカー運営から得られるフィードバックも積極的にとりいれつつ、モビリティ事業者の共通課題を解決してゆくDXソリューションとして発展してゆきます。
なお、本件による当社の連結業績に与える影響は軽微です。
■バリュートープが提供する「オールタイムレンタカー」について
バリュートープが提供する「オールタイムレンタカー」は、カーシェアの利便性とレンタカーの低価格料金体系を融合した、24時間無人貸出型のLCCレンタカーサービスです。スマートフォン専用アプリを使い、予約から車両の開錠・施錠、返却、決済まで全て非対面で完結できるのが特徴です。バーチャルキー技術を採用し、都心部（渋谷・恵比寿・新宿・五反田など）の駅前ステーションで24時間いつでも利用可能。店舗営業時間に縛られず、手軽かつ低価格で車を借りられるため、若年層やビジネスユーザーを中心に支持を集めています。
■「IID 5G Mobility」について
「IID 5G Mobility」は、イードが運営するモビリティ分野特化型のアクセラレーター・支援プログラムです。自動運転技術、電気自動車（EV）、シェアリングサービスなどの先端領域において、新たな事業やサービスを展開するスタートアップ企業や既存企業に対し、情報提供、事業開発、マーケティング、資金調達など多面的な支援を行っています。スタートアップとの協業は、MaaS（Mobility as a Service）領域に注目しており、これまでもジゴワッツとの「バーチャルキー」開発や、キャンピングカー専門レンタカーネットワーク「Japan キャンピングカー・レンタル・センター」を展開するキャンピングカー株式会社、個人向けの自動車サブスク「おトクにマイカー 定額カルモくん」を展開するナイル株式会社との資本提携などの実績があります。
■代表コメント
バリュートープ株式会社 代表取締役 佐久間 晶夫
本提携は、地方を含む幅広いエリアで24時間レンタカーを実現する大きな一歩です。イード社のテクノロジーを現場視点で取り込み、移動をもっと自由に、もっと身近に感じられるよう、サービスを磨いていきます。デジタル技術を積極的に取り入れた効率的なオペレーションと、カスタマーサクセスの視点に立った現場改善を一層強化し、“単なるレンタカー”を超えた、新しい社会インフラとしてのサービスモデルを築いてまいります。
i-nest capital株式会社 代表パートナー 山中 卓
オールタイムレンタカーが提供する24時間無人貸出型のLCCレンタカーサービスは、今後スマホアプリによる多言語対応等により、ユニバーサルサービスとして、現在の中心ユーザーである若者層だけでなく、外国人旅行者を含めたより幅広い利用者へのサービス提供が可能です。投資家として「社会を活性化する次世代の移動インフラ」を目指す彼らの挑戦を支援してまいります。
株式会社イード 代表取締役 宮川 洋
バーチャルキーによる“鍵のデジタル化”とバリュートープ社の運用ノウハウを掛け合わせは、レンタカービジネスをアップデートする可能性を秘めています。成長するレンタカー市場で、これまでの業界にない発想を取り入れた最先端の事例づくりとスケールアップに期待しています。
■バリュートープ株式会社について
代表者：代表取締役 佐久間 晶夫
本社：東京都渋谷区恵比寿西2-4-7 NNステーツビル
事業内容：無人レンタカーサービス「オールタイムレンタカー」の企画・運営
URL：https://www.valuetope.com/
■i-nest capital株式会社について
代表者：山中 卓
本社：東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス17F ビジネスエアポート渋谷フクラス
事業内容：ベンチャーキャピタル。AIやDX化を含むテクノロジーによる新産業の創造や社会課題の解決を目指す。
1号ファンド「i-nest1号投資事業有限責任組合」（設立：2019年12月）
2号ファンド「i-nest2号投資事業有限責任組合」（設立 : 2025年1月）
URL：https://www.i-nestcapital.com/
