自民党のディーゼル車の排気ガス対策プロジェクトチームは、同党のディーゼル対策をとりまとめた。新長期排ガス規制の2年程度の前倒し実施、都市部などで、古いディーゼル車のDPF（ディーゼル微粒子除去装置）装着義務付け、最新規制適合車への代替えを義務付けるなどが柱。
同プロジェクトチームの中間報告では、新車については2007年ごろまでに実施する予定だった新長期排ガス規制を前倒しする。古いディーゼル車については、最新の排ガス規制適合車への代替えまたはDPF装着を義務付ける。
自動車NOx法を来年の通常国会で改正して、これらの義務付けを盛り込むつもりだ。自動車NOx法は現在、首都圏、近畿圏を指定地域に対象としているが、適用地域も拡大する方向で検討する。
新長期排ガス規制を早期に達成するための技術開発やDPF装着の義務付け、最新規制適合車への代替えについては、税制や補助、債務保証などで支援する方針だ。
