この秋に発売されるカーナビの先陣を切って、ソニーがDVDナビのニューモデルを発表した。インダッシュ7型ワイドTVを内蔵した1DINサイズDVDナビ『NVX-DV735』がそれで、DVDナビ唯一の1DINインダッシュ型モデルだった『NVX-DV733』のリファイン版となる。使い勝手を中心とするリファインが中心で、価格も従来機種に比べて3万7000円も引き下げての登場ともなった。発売は10月１日。
ソニーのナビで共通するポイントは、快適操作を実現するリモコンに備えられた“くるくるピッピッ”ジョグダイヤルの搭載だ。もちろん、本機にもこの機能は継続して搭載され、使い勝手の向上に大きく貢献している。とくに本機では“ダイレクトコマンド”機能が追加され、「別ルート探索」「次の渋滞ポイント」など、よく使う12の機能をジョグダイヤルでダイレクトに呼び出せるようになったのが特徴。
ダイヤルを回して押すだけで、あらかじめ登録してある場所や、過去に行ったところなどが簡単に呼び出して行き先設定ができるのは今まで通り。とくに、過去に出かけた場所へのルートや過去に検索した場所は、それぞれ15個まで自動でメモリーでき、もう一度出掛けたい時などにもとても重宝する。マーク登録は250件までできる。
目的地探しもDVDのメリットを最大限に生かすものとなっている。個人名や住所、電話番号から行き先が素早く探せる、スーパーピンポイント検索機能を搭載し、名前や電話番号といった小さな手がかりから行き先をピンポイントに見つけられる。
個人名検索では、訪ねたい先のフルネームを入力して、都道府県や市区町村などを選択するだけで、全国から個人宅を検索（約3000万件）。住所検索は約2600万件、電話番号検索は約5000万件（タウンページの約1100万件のデータを含む）を収録し、これらから行き先がピンポイントで探し出せる。また、最詳細10ｍスケールでの表示が可能な全国約750都市の詳細地図を収録。3Dポリゴン表示による美しい地図表示も可能だ。
モニターは、高輝度・広視野角の液晶TV内蔵 ナビシステム本体＋TVで1DINに本体と高輝度・広視野角の液晶7型ワイドTVをすっくりと収納。モニターはフルオートにより開閉でき、アングルメモリー機構の採用でオープン時はつねにドライバーの決めたアングル・ポジションで止まる。外光に対しても強く、視野角の広さも自慢だ。
