【『クルーガーV』が行く】ユーザー像をはっきりさせてみよう

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【『クルーガーV』が行く】ユーザー像をはっきりさせてみよう
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『クルーガーV』の想定ユーザーは、『ハリアー』よりもアクティブでアウトドア志向の人々、とされている。しかし、いくらハリアーが「都会的でエレガント」なキャラクター設定とはいえ、ユーザー層が重なってしまわないのだろうか。じじつ、クルーガーV(月販目標台数2000台)の登場に合わせて、ハリアーの販売目標台数は月4000台から2000台に下方修正されている。

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「ハリアーは新ジャンルのSUVとして、30〜40代の方に乗っていただこうと思ったのですが、意外に若い方の層に人気が出ませんでした。それは値段がやや高いということと、イメージがエレガントなので、アクティブなアウトドア志向の若い人たちには物足りなかったようなんです。そうした層の方々に満足していただくためにも、クルーガーVを導入したわけです」

と、ハリアー、クルーガーVのチーフエンジニア、内本恒男さんは語る。つまりハリアー、クルーガーVの2車種合わせて月4000台の目標を達成しようという方向転換なのだ。しかし、クルーガーVの本当のメイン・マーケットは日本国内ではない。ハイランダーの名で販売される北米市場なのだ。

「北米では月6000台の販売を予定しています。ハリアーがレクサス・ブランドで好調なので、拠点数の多いトヨタ系のディーラーで発売するハイランダーはこの位の数字はいけると考えています」(内本さん)

ちなみに生産はすべてトヨタ九州工場で行われ、北米での生産や、それ以外の地域への輸出は現時点では計画されていないという。

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