一息ついたがゴールはまだ先---ヤナセ決算

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一息ついたがゴールはまだ先---ヤナセ決算
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ヤナセ(稲山孝英社長)はこのほど2000年9月期連結決算を発表し、4年ぶりに黒字転換した。連結売上高4600億円(前期比6%減)、経常利益27億円(同86%増)、当期利益18億円(前期は7億円の赤字)だった。

当初7万台を計画していた輸入車販売は、ベンツやオペルの不振で6万台にとどまったが、人件費の削減や、4月に「オペル」「シボレー」の輸入権をGM日本法人へ移管したことで経費が浮き、黒字につながった。

稲山社長は「体力をすり減らしながら今日までやってきて、ようやく黒字のメドがついた」とコメントしたが、黒字の実態は人減らしと輸入権移管効果に過ぎず、ヤナセ再建は予断を許さない。

《編集部》

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