全体相場は3日続伸したが、円相場の急反発を嫌気し、自動車株はほぼ全面安となった。日産自動車は、前日比15円安の852円と4日ぶりに反落。続伸して始まったが、利益確定の売りに押された。もっとも、業績が予想を上回る改善を見せており、外資系証券の評価は依然強気を持続。ソシエテジェネラル証券は目標株価を1000円に設定し、メリルリンチ証券も目標株価レンジを950円〜1000円としている。
スズキも、一時1500円目前まで買われたが、結局は前日比18円安の1457円と続落。トヨタ自動車は、前日比10円安の4320円と、「ソアラ効果」はいまだ見えない。ホンダも続落し、三菱自動車工業、マツダもさえない。唯一上げたのは、4日続伸したダイハツ工業。前日比26円高の807円と、1月10日以来の800円台回復となった。
