3月31日、愛知県のトヨタ自動車・田原工場から『セルシオ』など高級車11台が盗難された事件で、愛知県警捜査3課は目撃者の証言から、この盗難車らしきクルマが一時集結していた自動車部品メーカーと犯人グループの接点について捜査を進めている。
これは盗難事件直後の午前5時ごろ、田原工場から北東に6キロの地点にある自動車部品メーカーの工場前で、盗難されたとおぼしきセルシオ6台と、その周囲に集まる5、6人の不審な男性が近隣住民によって目撃されたというもの。
この部品メーカーがトヨタにも製品を納入していることから、何らかの経緯で車両保管状況などの事情を知った部品メーカー社員などによる内部犯行的な面も可能性として浮上してきた。愛知県警ではこの部品メーカーとトヨタの関連を調査するとともに、同社の退職者などを中心に捜査を進めていく方針だ。
