全体相場は小幅ながら3日続伸したが、自動車株は総じて軟調。その中で、日野自動車が前日比25円高の570円と3日続伸。「トヨタの子会社化する」という地方紙報道が引き続き思惑買いを誘い、出来高も急拡大。3日間の上げ幅は64円に達している。
三菱自動車工業のボルボとの提携解消について、米系の日興ソロモン証券は評価しており、目標株価を300円から350円に引き上げたもよう。米系の格付け会社S&Pは、同社の格付けを現状維持としているが、ダイムラー・クライスラーとの関係強化は、概ね好意的に捉えられているようだ。ただし、株価は前日比1円高と小動きに終始した。
日産自動車は、前日比8円安の841円と続落。利益確定の売りが先行し、出来高も久々に上位20位圏外となった。株価的に達成感もあるが、好実態に注目する声は依然多い。 トヨタ自動車、ホンダもそれぞれ40円安、80円安とさえない動き。
