週末の18日、東証は前日の反発に対する調整のかたちを取りつつ小幅反落。日経平均の終値は前日比32円90銭安の1万3877円だった。自動車関連銘柄は比較的大きな動きを見せた。
大きく値を上げたのはいすゞ自動車と日産ディーゼル工業。いすゞは本田技研工業とディーゼルエンジンについて技術提携することが好感された。将来いすゞが生産を担当するのではないかという観測も出て、一時は年初来高値を更新する283円にまで値を上げ、終値も前日比16円高の273円。日産ディーゼルも黒字化期待と値ごろ感から買いが先行し、終値は19円高の179円と、前日比から10%以上上昇した。
一方、日本史上最高益を出したトヨタ自動車、創業以来最高益を出した日産自動車は、利食い売りに押されて反落し、それぞれ50円安の4190円と14円安の831円。本田技研工業も50円安の5300円とさえない。2781億円の大赤字となった三菱自動車工業はすでに底値圏にあるため、2円安の395円と、売りはそれほど先行しない展開となった。