石油元売りのエクソンモービルは、卸売り価格を1円引き上げることを系列ガソリンスタンドへ通知した。卸価格の引き上げは半年ぶり。石油元売りのうち、エクソンモービルが引き上げを見送っていたことから、ガソリン価格は安定していたが、エクソンモービルの卸価格引き上げでガソリンも値上げとなる可能性が高まっている。
エクソンモービルの卸価格引き上げは、原油価格が高騰しているのが理由。1円値上げすることで、最低の卸価格は1リットルあたり90円になる。
一方、日石三菱などは今年に入ってから卸価格引き上げを表明し小売価格も値上げすることを描いていたが、エクソンモービルが卸価格を据え置き、競争激化のなか、小売価格に転嫁できなかったことから、日石三菱も卸価格引き上げを実現できなかった。
日石三菱は6月に卸価格を1円引き上げを表明していおり、今回、エクソンモービルも同調することから、小売り価格にも影響するのは必至だ。
