F1チームのジャガーレーシングとマクラーレンは、天才デザイナー、エイドリアン・ニューウィーの移籍問題について“友好的な”合意に達したと発表した。それによるとニューウィーは2002年8月以降もマクラーレンに残留する。
和解はロンドンの高等法院(日本の高等裁判所にあたり、おもに民事を扱う)の承認の元に成立した。そしてマクラーレンのロン・デニスとニューウィー自身が、ジャガーに対し公の場で謝ることになった。
両チームによれば話し合いはプロフェッショナルらしく、また礼儀正しく進行したという。マクラーレンはジャガーの誠実な態度を認めている。またジャガーは、マクラーレンとニューウィーとの間に混乱が生じた状況を理解できたので、謝罪を認めると言っている。
……というのは公式発表だ。和解に至るまでの政治的駆け引きや取り引きは明らかにされていないから、ピットレーンの噂はまだおさまりそうにない。