VW『ゴルフ』改良新型、新PHEVはEVモード143kmに拡大…欧州受注スタート

フォルクスワーゲン・ゴルフ 改良新型の「eハイブリッド」
フォルクスワーゲン・ゴルフ 改良新型の「eハイブリッド」全 5 枚

フォルクスワーゲンは5月16日、改良新型『ゴルフ』にプラグインハイブリッド車(PHEV)の「eハイブリッド」(VW Golf eHybrid)を設定し、欧州での受注を開始した。ドイツ本国でのベース価格は、4万4240ユーロと発表されている。

新しいPHEVシステムは、より強力なパワー、100kmを超えるEVモード航続、DC急速充電機能を備える。新開発された第2世代のPHEVは、eハイブリッドの場合、システム出力204psを発揮する。EVモードの航続は、最大143km(WLTP複合サイクル)に拡大する。

新しいPHEVは、可変ターボチャージャージオメトリー(VTG)を採用した新型1.5リットル直列4気筒ガソリンターボ「1.5 TSI evo2」と、蓄電容量19.7kWhの新型バッテリーにより、効率を追求している。

大幅に伸びたEVモードの航続と急速充電は、ゴルフが日常生活において、EVのように利用できることを意味するという。エンジン併用での航続は、燃料満タンで最大1000km。バッテリーは、家庭用ウォールボックスやAC充電ポイントで最大出力11kW(従来は3.6kW)での充電が可能になった。

改良新型のeハイブリッドは、エレガントな「Style」仕様になる。足元には、「ノッティンガム」と呼ばれるアルミホイールを採用した。ArtVeloursカバー付きのスポーツコンフォートシートに加えて、運転席の14ウェイ電動調整機能、30色の背景照明など、オプションが数多く用意されている。

eハイブリッドには、「デジタル・コックピット・プロ」インフォテインメントシステムと「ディスカバー」メディアシステムが、12.9インチの独立型タッチディスプレイで操作できる。先進運転支援システム(ADAS)には、210km/hまでの部分的な自動運転を支援する「トラベルアシスト」、自動ブレーキ(フロントアシスト)、車線維持システム(レーンアシスト)が含まれている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  2. 日産『ムラーノ』新型、米IIHSで最高の安全性評価
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 運転席から1人でアタッチメント交換を実現、日立建機が中型油圧ショベル4機種発売へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る