昨日、ルノー・スポールのテクニカルディレクター、ジャン・ジャック・イスが衝撃の事実を明らかにした。約1年前からルノー・スポールは何者かによってコンピュータの情報が盗まれており、チームに深刻なダメージをもたらしていたという。
「昨年の7月、エンジンデザインのデータがいくつか無くなっていることに気がついたんだ。何者かがシステムに入り込んだんだ。最初は信じられなかった。でも紛失した情報を見せられて驚いたよ。そこでデザインのいくつかのエリアで方向転換を余儀なくされた。他の人が見てわかるようなエンジン情報はなかったと99％は思ってはいるものの、チームにとっては大問題だった」
他のチームと比較しても今年のルノー・エンジンはパンチに欠けており、ジャンカルロ・フィジケラ、ジェンソン・バトン共に予選では常に後方に沈んでいる……。
