名古屋南部大気汚染公害訴訟、和解が正式に成立

エコカー 燃費
名古屋南部大気汚染公害訴訟、和解が正式に成立
名古屋南部大気汚染公害訴訟、和解が正式に成立 全 1 枚 拡大写真

自動車の排ガスや工場のばい煙で健康を害したとして、名古屋港周辺の住民145人が道路管理者の国(国土交通省)や、企業10社に対して、汚染物質の排出差し止めと損害賠償を求めていた「第一次名古屋南部大気汚染公害訴訟」は、8日午後に名古屋高裁で和解が正式に成立した。

一審では、裁判所が汚染物質とぜんそくの因果関係を認めた上で「道路の公共性を考慮しても、原告の損害は生命、身体にかかわり回復困難。国は沿道の排ガスの被害防止策の前提となる調査すら怠った」として、浮遊粒子状物質(SPM)の排出差し止めを命じ、国に約1800万円(対象の原告3人)を、企業に約2億8900万円(同じく110人)を賠償するよう命じていたが、国と企業はこれを不服として控訴していた。

今回の和解では、同時に二次、三次訴訟の原告団とも和解が成立したが、一時訴訟は提訴から決着までに12年4カ月の時間を要してしまった。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【DS N°8 新型試乗】ハンドリングはもはや「賢者」、フランス車の味わいを濃縮した極上の一台…南陽一浩
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. 公道走行不可、メルセデスAMG最強「GT2エディションW16」発表…F1技術搭載で830馬力
  4. アストンマーティンのベビーカー、「ハイパフォーマンスな子育てを」…eggとコラボ
  5. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る