日産自動車が26日に発表した今年度上期の実績によると、国内販売は前の年の同じ時期に比べて1.9%増となり上期としては6年ぶりのプラスになった。ただ生産は輸出の減少による国内生産のマイナスや景気減速による米国での現地生産の減少により全世界合計で1割の減少となった。
上期の日産の国内販売は34万2000台となり、シェア(軽を除く)も17.6%と昨年同期にくらべ0.2ポイント上昇した。ただ輸出が欧米向けを中心に2割減少し、国内生産は8.2%のマイナスとなった。
また、海外の主力市場であるアメリカでは、景気減速と主力車種のモデル末期もあり販売は14.1%のマイナス。このためアメリカでの現地生産は18%減と大幅に減少し、全世界生産も9.9%減の118万7600台と2年ぶりにマイナスとなった。