米国株安、失業率の悪化を嫌気し、全体相場は3日続落。1ドル＝121円台に円相場が反転したため、自動車株はほぼ全面安となった。
日産自動車が、前日比27円安の553円と3日続落。ルノーとの相互出資を発表したが、株価にはすでに織り込み済み。むしろ、利益確定の売りが先行する展開となった。トヨタ自動車は、一時9月27日以来の3000円台割れ。業績は好調だが、下期以降の不透明感から持ち合い解消の売りが断続的に出ている。いすゞ、富士重工業も続落し、三菱自動車工業、マツダもさえない。
こうした中で、ホンダが20円高の4550円と上昇した。この日、今期の連結最終利益が過去最高の3300億円となる見込みを発表。好調な業績見通しを背景に、同社だけは買いが先行する動きになった。
