トヨタ自動車は、三和銀行、東海銀行、東洋信託銀行の金融持株会社となるUFJホールディングスが発行する予定の優先出資証券100億円をトヨタ単体で出資する方針を明らかにした。
トヨタの地元である名古屋とのつながりを持つ東海銀行を支援という方針によるもの。トヨタによるとUFJから優先出資証券の投資の申し入れがあり、トヨタは100億円を引き受けることにしたという。不良債権の処理が難航しているUFJグループは、総額2000億円の優先出資証券を発行する予定だ。
トヨタは「日本の金融システムの安定のためと思って引き受ける」としている。本来なら銀行が企業を金融で支援するのだが、立場が逆になっている。さすが、トヨタ銀行との声も。
