買い材料が見当たらない上、企業の信用リスクに対する警戒感が根強く、全体相場は反落。円安が一段と進行したが、自動車株もほぼ全面安となった。
唯一気を吐いたのが、3日続伸となったスズキ。『MRワゴン』の好調、日産への軽自動車のOEM供給、メリルリンチ証券の2002年の注目銘柄に選ばれるなど、好材料に事欠かない。この日は、前週末比32円高の1394円となった。
その他の銘柄は、そろって元気がない。トヨタ自動車が持ち合い解消の売りに押され、35円安の2985円と再度3000円割れ。日産自動車も一時600円台を割り込んだ。株価2ケタのいすゞが下げ止まらず、7円安の60円と額面（50円）を意識せざるを得ない水準まで切り下げてきた。
