パトカーは雨にタジタジ? 山口県警、1時間で2台破壊

自動車 社会 社会

山口県警は21日、窃盗事件の犯人を追跡していたパトカー2台が相次いで事故を起こし、警官2名が負傷していたことを明らかにした。2台は別の場所で事故を起こしているが、どちらのパトカーも雨で濡れた路面のためにハンドル操作を誤ったらしい。

県警の発表によると、事故を起こした2台のパトカーは、いずれも山口市内で発生した自動販売機荒らしの犯人が逃走に使っていた不審車を追跡していたという。1台目の事故は21日午前3時に発生した。36歳の警部補が運転する山口署のパトカーが山口市内の国道9号線でハンドル操作を誤ってガードレールに衝突、バンパーを破壊するという事故を起こした。不審車はなおも逃走を続けたため、このパトカーが応援を要請。県警の機動捜査隊からも捜査車両を出して追跡を継続した。

2台目の事故はそれから1時間後の午前4時に発生した。山口市内の国道2号線で逃げ回っていた不審車を機動捜査隊のパトカーが発見。追跡を開始した直後、雨で濡れた路面にスリップし、スピンしながら道路脇の池に転落。乗っていた2名の警官が負傷した。

県警では「捜査車両での追跡に無理はなかったと認識しているが、大雨で路面が滑りやすくなっていたようだ。他のクルマを巻き込むような大事に至らなくてよかった」と話す。事故とはいえ、パトカーを2台も破壊された県警はその後捜査をさらに強化、午前6時30分にクルマを乗り捨てて逃走していた犯人を逮捕している。

●チューンドカー&ドレスアップカーの祭典、「東京オートサロン・ウィズ・オートアジア2002」が開催されました。オートアスキーは、リポートに加えてクルマとコンパニオンの写真&動画満載の特集ページを開設しています。---

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  2. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  3. NISMO「L型エンジン用ヘッド」発売に「NAで300psって」「オーラニスモ買えちゃう」など驚きの声
  4. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る