千葉県警は28日、オンラインの銀行決済システムを悪用し、会社の資金およそ12億円を着服し、私的に使用していたとして、日産系列の部品販売会社「日産部品千葉販売」の元経理課長を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕したことを明らかにした。
警察の調べによると、この元課長は数年前から代金決済オンラインシステムを悪用し、本来は会社の口座に入る部品の売上金を自分の私的口座に送られるように細工をし、およそ12億円を着服していた疑いが持たれている。
直接の逮捕容疑は、会社側から刑事告訴があり、すでに流用の証拠を持っている3億3000万円分についてのもので、元課長の私的口座に入金された後、株取引の際に生じた損失の穴埋めなどに用いられていたという。
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