【試乗+価格調査(日産マーチ)】キュートなスタイリングを買う --- (試乗編)

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【試乗+価格調査(日産マーチ)】キュートなスタイリングを買う --- (試乗編)
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単に可愛らしいだけじゃなく、高い品質を感じさせるスタイリングこそ新型『マーチ』のハイライト。エクステリア、インテリアともに、最近はやりのデザイン家電のような個性豊かな意匠をもつ。この個性で「買う気」がそそられるのは、パソコンや家電だけでなくクルマでも同じである。

しかしクルマは走るもの。このマーチに関しては、いい意味でも悪い意味でも「強烈に記憶に残る」ようなものは感じられなかった。この辺は、デイリーユースのコンパクトカーだから当たり前といえば当たり前かもしれない。あくまで普通に走る。

ただし、ライバルに対するアドバンテージと思える部分はいくつかあった。搭載エンジンは1.0と1.2、1.4リットルの3種類。売れ筋の1.2リットルは、ライバルたるトヨタ『ヴィッツ』やホンダ『フィット』の1.3リットルに対して、100cc少ない排気量で出力/操縦性ともに対抗できる実力をもっていた。乗り心地も良く、街中を走るにはキビキビしていて文句ナシ。

ライバルのヴィッツは、クルマに対するいろんな面でバランスを考える人が選ぶ、オールマイティなクルマという印象がある。対称的なフィットは、とにかく広い室内を有効に使いたいという実用重視なクルマ。

そんな市場でマーチは、3月5日の発売以来しっかり受け入れられている。オールマイティさでも実用的な点でもなく、第3の選択肢という理由でもない。マーチ特有のポジティブなイメージで、販売台数をのばしているとボクは思う。

《河口まなぶ》

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