GM(ゼネラルモーターズ)は2003年から、従業員などに付与しているストックオプション(自社株購入権)を経費として計上すると発表した。エンロンやワールドコムなどの不正経理が問題となっており、その原因の1つにストックオプションを経費として計上していない問題がある。すでに、プロクター&ギャンブル、コカ・コーラなどが経費として計上する方針を明らかにしており、GMも追随する。
ストックオプションは役員や従業員に報酬の一部として与えているもの。あらかじめ決められた価格で株式を購入できるため株主だけでなく役員や従業員も株価値上がり分の利益を得られる仕組みだ。日本でも解禁され利用する企業が増えている。
問題なのは報酬の一部であるにも関わらず、会計上の取扱いがはっきりしていない点にある。「利益の水増しにつながる」という批判があるため、ストックオプションを採用したコカ・コーラやゼネラル・エレクトリック(GE)が費用計上することを先に表明。GMもこれに追従することを決めた。
GMは5万3000人にストックオプションを付与している。費用として計上することにより2003年度の純利益を8500万ドル押し下げるという。



