死体の処理に困ってクルマごと---高槻市の死体遺棄事件、スピード解決へ

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大阪府警は21日、高槻市の市営駐車場に止められていた軽自動車の車内から腐乱した遺体が見つかった事件で、このクルマの所有者の長男に当たる40歳の男を死体遺棄容疑で逮捕したことを明らかにした。男の供述から遺体は40歳前後の女性であるとわかったが、名前や身元はわからないと話しているという。

この事件は20日午前、大阪府高槻市の市営駐車場に置かれた軽自動車から異臭が漂っているのを巡回中の職員が発見、警察に届け出たことから発覚した。ほぼ1カ月近く置かれていた軽自動車の車内から、布で包まれた腐乱死体が見つかり、警察では他殺されたものと判断。クルマの所有者から事情を聞いた。

その結果、このクルマは所有者が40歳の長男に貸していたことが判明。事件発覚直後からこの男の行方がわからなくなっていることから、警察が捜査を続けてきた結果、21日午後に現場近くの路上でこの男を発見し、任意同行を求めて事情を聞いたところ、クルマごと死体を遺棄したことを認めたため、同日夜に逮捕した。

男の供述によって、被害者は35〜40歳の女性とわかったが、名前や身元については「風俗店で知り合ったのでわからない」と話している。今年1月、車内で口論の末、顔などを数発殴ったところ、そのまま動かなくなり、4日ほど後に死亡したらしい。警察では女性の身元を調べるとともに、男を厳しく追及して全容解明を急ぐとしている。

《石田真一》

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