二次災害? ハイキング客を捜索中のパトカーも50mを落下

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25日夜、兵庫県日高町の山中で「道に迷った」という通報を寄せてきた家族連れを救出に向かった警察官2名の乗ったパトカーが運転を誤って林道から転落するという事故が起きた。パトカーは崖を50メートル滑り落ちたが、2人の警察官の命に別状は無かった。

落下したパトカーは豊岡警察署地域課のもので、警察の調べによると25日午後7時30分ごろ、ハイキングをしていた家族連れから「道に迷ってしまった」という110番通報が寄せられた。このため2人はパトカーで通報のあった蘇武ケ岳方面へ向かっていたが、林道を走っていた際に左側のタイヤを路外に落とした弾みでそのまま崖を滑り、50メートルほど下に落下してしまった。

パトカーには40歳と51歳の巡査部長が乗っていたが、滑り落ちた勢いが緩やかであり、雑草地であったためにクルマの大破を免れ、胸の骨などを折る重傷を負ったが、奇跡的に一命を取り留めた。

パトカーが無線に応じなくなったことで、何らかの事故に遭遇したと判断し、別のパトカーが同じルートを走って捜索したところ、3時間後に路肩にクルマが滑り落ちたような痕跡を発見。2人を救出した。また、行方不明となっていた家族連れは携帯電話で無事が確認されており、二次災害を防ぐために早朝から救助を行ったとしている。

《石田真一》

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